チーム作りの最重要ポイントは2つ
少しずつやったら、3年もかかりました。
結局、この小規模多機能でチーム作りがある程度出来るまでに
3年くらいかかりました。
ノウハウだけではないと思いますが、やったことは
おおまかにいうと、こんな感じです。
結局この事業所には5年ほどいましたが
4年目に入ったあたりからは、シフト作りから現場をまわすなど
ほぼスタッフさんたちがやってくれていました。
こうやって文章で書くとキレイな感じでも
最初は、スタッフさんたちからは陰口も言われたし
理念を言っても「はあ・・」みたいな反応だったし
ミーティングでは意見出ないし
「いい現場になったなあ」と思ったら
お客様そっちのけでスタッフさんだけ楽しそうな時もあるし・・
簡単にいうと「メチャクチャ」だったんですね(;^ω^)
でも、今はそれが当たり前だったかなと思います。
オープンして間もない介護施設で
組織図も何もない、どうしていいか分からない
ないない尽くしの現場がスムーズなわけがないですよね。
現場はやっぱりリーダー次第。でもスタッフさんの力は大きい。
まず、目的地はどこかを管理者が自覚して
スタッフさんたちとそれを共有して
どうやってそこに行くかを少しずつ整備して。
整備して、って言っても
自分自身もよく分かってないんだから
世の中の小規模多機能をネットで調べたり、見学に行ったりして
とにかくインプットとアウトプットを繰り返していました。
いつも何かしらの問題はありましたが
スタッフさんたちが、戸惑ったりトライ&エラーを重ねて
成長していったから、形になっていったのだと思います。
その事業所ではうまくいったのですが
メンバーや会社の方針が変われば、まったく通用しないかも知れません。
でも、色々な現場で働いて 確信をもって言えることは
「リーダー次第で現場は変わる」です。
私の場合は、チームの大まかなデザインを描いていましたが
けっこう細かいところが抜けていたというか・・
それをスタッフさんたちが「まったく」と言いながらサポートしてくれて
サポートしているうちにスキルが上がり、責任感を持ってやってくれました。
リーダーも色々なタイプがいて
「俺についてこい」や
「俺、ここまでやるけど後はお願いね」
「ぜんぶ宜しくね。出来るでしょ?」
「一緒に成長していこう」とか。
身もふたもないかも知れませんが
どんなメンバーに出会うかは「運」が大きいと思います。
良いメンバーに出会えるかどうかは面接だけじゃ分からない。
そういう「運」以外の要因があるとしたら、という考えで
今回のケースを書いてみました。
2年間ほどかけて、国内の介護現場を見学に行ったことがあります。
どうやって良いチーム、現場を作っているのかを知りたくて。
「チーム作りに成功する現場」は共通点があると思います。
そのうちの大きな要因が
全国で悩んで、頑張っているスタッフの皆さんの
少しでもヒントになれば幸いです。
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