オーストラリアで海外ボランティア
海外のボランティア?行ってみよう!
24歳の頃、オーストラリアの老人ホームにボランティアに行きました。
東京の高田馬場を歩いている時
電柱に貼ってあるチラシに目がとまり
「海外ボランティア。保育・介護」みたいな感じで。
「英語しゃべれない。でも行きたい」と感じました。
若者の特権「面白そう」で決めました。
その仲介会社に電話して、面接を組んでもらい
合格するとオリエンテーションを受けました。
内容としては、1週間のオーストラリア滞在。
ホームステイをしながら、3日間の老人ホームボランティア。
渡航前に何度も英語レッスンをしてもらいましたが、私の英語力は
中学生レベルも満たしてなかったと思います(;^ω^)
この時、まっとうな仲介会社で本当に良かった。
中には高いお金を取り、サポートをしない会社もあるので要注意。
初めてのオーストラリアに降り立ち
空港から、仲介会社が手配してくれたタクシーに乗り込み
ブリスベンの小さな町へ。
【ブリスベン】世界で最も住みやすい都市!生活者視点 | オーストラリア留学センター スタッフブログ (gcsgp.com)
*引用元:「オーストラリア留学センター」様
住宅街の中にある平屋の素敵な家に着くと
ジェニファー(仮名)という若い女性が
タイラー(仮名)という娘さんを抱いて出てきました。
ジェニファーはシングルマザーで、タイラーは当時1歳でした。
以前にも日本人ホームステイを受け入れたことがあるらしく
フレンドリーな感じで家の中を案内してくれました。
しばらくすると、ビンセント(仮名)という屈強な男性が現れました。
彼はジェニファーの恋人です。
ボンジョビのコピーバンドでドラマーをしているらしく
マッチョで優しい人でした。
彼には、日本から持ってきたハーモニカをプレゼントしました。
日本からやってきて今はオーストラリアにいるということが
何だか夢の中にいるようで、その夜はあまり寝付けませんでした。
(ポータブルCDプレーヤーで落語を聴いていました)
優しい人と町
次の日は予定もなかったのですが、ジェニファーが仕事に行き
タイラーも保育園に行っていて、朝は1人です。
起きてキッチンに行くと、ジェニファーがビンセントにあてた手紙で
「ビンセント、~(私の名前)を守ってあげてね」と書かれていました。
なんだか、ジーンときました(´;ω;`)
少しするとビンセントが到着し
「どこか連れて行ってやるよ」と言いました。
私はギターが好きなので「楽器屋に行きたい」と言い
車で連れて行ってもらいました。
「このギターは音がいいぜ」などビンセントが教えてくれ
ランチをおごってくれたり
古くからの知り合いのように優しくしてくれました。
彼が帰り、私は1人になると、近所を散策しました。
31アイスクリームの店があり、そこに入るとお客さんはいません。
法律の勉強をしているという若い女の子の店員とカタコトでしゃべっていると
「日本から来たの?私もいつか外国に行きたいわ」と。
その近くの本屋さんで「全部、英語やん(あたりまえ)」と思いながら
絵の本をパラパラめくっていると「ここにも生活があるんだなあ」と思います。
スーパーで、初めて見る韓国?のカップラーメンを買い
家に戻ります。
ジェニファーとタイラーも帰ってきていました。
タイラーは、金髪の巻き毛で、本当に天使そのものです。
いないいないバ~は、万国共通でうけました( ´艸`)
夜、タイラーが寝ると、リビングでジェニファーと話しました。
彼女も私もビールを飲み、タバコを吸いながら
「明日からはボランティアが始まるわね。気持ちはどう?」
「ちょっと緊張しているかな」
「大丈夫よ。バスの乗り方とか明日教えてあげる」
「ありがとう」
何だか、姉が出来たような気分でした。
(なんだかこの旅では、たくさん「大丈夫よ」って色んな人に言われた気がします)
翌日から3日間、英語も出来ない私の
海外老人ホームでの珍道中が始まるのでした。
結論をいうと、この体験が私の人生を良く変えたのでした。
その老人ホームでの「運命の出会い」はココから↓
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