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介護職「新人時代の不安」から抜け出したいあなたへ

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このブログの最初~最新の記事集

介護職「新人時代の不安」は消えます。

 

この記事は

・これから介護現場で働く人

・今、介護現場で働いている新人さん

に向けて書いたものです。

 

あなたは、気持ち良く働けているでしょうか?

それとも、重い気持ちで職場に向かっているでしょうか?

 

特に新人時代は悩みが尽きないもの。

 

「何が分からないかが、分からない」

「色々と悩みはあるけど、どうしたらいいか分からない」

 

私自身、介護職で20年以上働いてきましたが

職場を変えるたびに苦しんできました。

 

そして、そんな日々の中から「新人さんの悩み」に対して

「こうしたら悩みが少なくなる」というコツを見つけましたので

ここに書いていきたいと思います。

 

そのコツを実践すると、新人さんはいつしか

「頼られるプロフェッショナル」になっていきます。

 

入職した時は希望に満ちていた新人さんが

疲れて暗い顔をして辞めていくのを、ずいぶん見てきました。

 

「あの時これを伝えていたら、少しはその人の助けになったんだろうか」

 

最近、そんな風に思う事があります。

 

これから介護現場に入るあなたへ。

今、現場で悩んでいる新人さんへ。

 

この記事がお役に立てれば幸いです。

 

新人さんのよくある悩み

 

女性, ボード, 空, 学校, 教育, 表示します, ヘルプ, サポート

 

介護現場で、新人さんがぶつかる可能性の高い「壁」が、いくつかあります。

 

人員が極端に少ない

 

「人員は基準を満たしていますよ」と面接では聞いていたのに

いざ入ってみるとギリギリの人員で現場をまわしている。

 

シフトによっては「これじゃ業務が終わらない」というぐらい厳しい。

 

介護施設では、掃除スタッフさんを「介護職員」としてシフトに入れ

基準を満たしているように見せている場合もあります。

 

介護業界の離職率は下がっているものの、実際は「訪問系」も「施設系」も

人員が足りていない現状です。

 

先輩が仕事を教えてくれない・人によって指導内容が違う

 

「親切に教えます」と聞いていたけど、実際にはみんな忙しくて

仕事を教えてくれない。

 

忙しくない時間でも、なんだか教えてくれない。

 

指導係がついている現場でも、少し業務引き継ぎをしたら

「じゃあ、次から1人でやってね」と、かなり早く独り立ちとなる。

 

困るのは、仕事のマニュアルが統一されていない時。

 

同じ業務でも、上司や先輩によって言う事が変わるので

どれに従ったら良いのか分からない。

 

「私はこうしているよ。他の人はどうだか知らないけどね~」という感じ。

 

業務量が多い

 

1人で何十人もオムツ交換をする、1日ずっと入浴介助をしているなど

普通の体力では追いつかない業務の組み方をしている現場もあります。

 

それでも続けていると、ある程度慣れていく事もありますが

「そうはいってもおかしいだろ」と言いたくなります。

 

これの原因は人員不足もありますが、業務の流れを決める人が

業務量をうまく割り振り出来ていない事にもあるかも知れません。

 

人間関係が良くない

 

シフト表を見て「ああ、今日はあの人と一緒か・・」とため息が出る。

休憩室に行けば、いつも誰かの陰口が飛び交っている。

 

特に自分は新人だし、愛想笑いでごまかしている。

気に入らない人には無視をしてくるから、面倒くさい。

 

デリカシーの無いベテランスタッフが高圧的に接してくる。

 

「人間関係」が原因で仕事を辞めるのは、どんな仕事でも多いです。

 

心身がもたない

 

「業務量が多い」のと関連するのですが、体力面だけでなく

メンタル面でも疲れてしまう。

 

介護の仕事は、体を使い、気を遣い、頭も使う。

 

「体を酷使する」イメージもあるかも知れませんが

介護は「感情労働」

*感情労働とは「感情表現のコントロールが特に必要な仕事」です。

 

感情労働とは?看護師や介護士が疲弊する原因とストレス対策 - あしたの人事オンライン
働き方改革に伴い、様々な労働問題に焦点が当たる中、職場のストレス要因として「感情労働」という概念が注目されています。この記事では感情労働の意味や、感情労働が求められる職種、社員のストレスへの企業の対応

リンク元:「あしたの人事 online」様

 

体と心を適度に休ませていかないと、それはツライですよね。

 

どうキャリアアップをしたら良いか分からない

 

特に新人さんの場合、目の前の仕事をこなすのに精いっぱいで

キャリアをどう築いていくのかまで考えられない場合が多いと思います。

 

「賃金を上げたい」「上の役職に行きたい」とかは思うけど

そこへのルートが分からない。

 

この記事では「スタッフとしての基礎基本」「キャリアアップの仕方」

書いていきます。

 

【これをやればOK】 具体的なアクション

 

仕事, 成功, 目標, 上向き, 考え, 勉強, トレーニング, 学校

 

新人さんの色々な悩みがある中で「じゃあ、どうしていけばいいの」と

思われる方へ「介護スタッフとして、これをしたらOK」という方法が

おもに3つあります。

 

・マインドセットをする

・仕事の基礎基本を実践する

・自分を見つめる

 

1つずつ説明させて下さい。

 

最初にこんなマインドセットをしよう

 

【 マインドセットとは 】

今まで培われた価値観、先入観、思い込み、信念などをもとに

その人が状況に対して「どういう心構えを持って対応するか」という事。

 

これをポジティブにする事で

仕事のパフォーマンスが上がり、成長スピードが速くなります。

 

ここでシンプルに言いたいのは「仕事に対する心構え」です。

 

まず仕事に対してこんな風に考えると、失敗などもポジティブに捉えられます。

 

攻撃は最大の防御

 

「仕事を教えてもらえない」「指示待ちになってしまう」など

新人の時は受動的になってしまうのが普通です。

 

私の体験談を言います。

 

基本的に私はのんびり屋というか、特に20代くらいの時は

なんとなくガツガツ行けない性格でした。

 

仕事で聞きたい事があるのに、先輩が忙しそうだから聞けない・・

そうして何日も「悩みを放置」しているのでスキルは上がらず

やる気のある同僚はどんどん仕事を覚えていって焦る。

 

私は「やっぱりやる気のある人には、かなわないよねえ」と思い

なんとなく自信を持てずにいました。

 

その現場自体、忙しいのが通常モードになっていて

新人教育のマニュアルもなく、「仕事は背中を見て覚える」という

職人的な教え(?)方だったんです。

 

しばらくして「あれ?」と思いました。

 

「このままじゃスキルが上がらない」という当たり前の事実。

そのままでいいの?と自問自答。

 

答えは「イヤだ」

 

本を読みながらコンクリートレンガにもたれるスパイダーマン

 

新しいメモ帳を買い、今までより先輩に質問をするようになりました。

のんびり屋の私が、1つか2つギアを上げた感じです。

 

この時、私のマインドが変わったんだと思います。

 

自分が気になった事は「質問」という言葉にしないと伝わらない。

 

指示を待っているだけでは仕事を覚えられない、と感じたので

行動を変えました。

 

今までより質問の量が増えたので先輩は「おお・・」みたいに

ビックリしていましたが(笑)

 

今まで疑問に思っていた事がどんどん分かっていくのは

なかなか楽しい作業でした。

 

 

そして同時に、職場でも解決しない疑問は

ネットや本で調べたり、SNSで質問したりしました。

 

仮に自分の職場が「日本一の介護現場」だったとしても

そこで得られる知識や技術は限界があります。

 

それ以外の広い世界を見ると、もっと速くスキルが上がるし

「色んな現場、色んなスタッフさんがいるんだなあ・・」と

視野も広がってモチベーションが上がります。

 

「先輩が仕事を教えてくれない」と愚痴りながら

そこに立ち止まっていた自分に教えてあげたい。

 

「情報は自分で取りに行こう」。

 

それはスキルになり、そのうち自信になり

自分を守ってくれます。

 

「攻撃は最大の防御」です。

 

自分の人生を生きる

女性, ピーク, サミット, 雲, 雲海, 岩, 山, 高地, 地平線, 空

 

いきなり大きなテーマだな、と思われるかも知れませんね(^_^;)

 

でも、これがかなり大切なマインドセットだと思うんです。

 

速く成長する人の特徴は「自責」の人です。

自責は「自分を厳しく責める」事ではありません。

 

「まず、自分ならどうするか。自分に出来る事はあるか」

みたいに、主体的に考えられる事です。

 

このマインドになると「失敗などない。学びがあるだけ」と思えます。

 

良いも悪いも自分の人生。

 

人のせいにする、環境のせいにするのは「他責」。

 

他責の場合は「状況に対する分析」をしないでいるので

成長が遅くなりがちです。

 

ただ、あまりにひどい職場もあるわけなので・・

そこで「自責」を貫くのもなかなかしんどいですよね。

 

「あの人のせいで楽しく働けない!」みたいに愚痴が出る事もあります。

そんな時は友達などに愚痴ったり、転職を考えても良いかも知れません。

 

ここで言いたいのは「基本的な心構え」として

 

「誰のためでもない、自分の人生を生きる」というマインドを持つと

目の前の状況から、主体的に学ぶようになるという事です。

 

仕事の基礎基本。新人スタッフさんは、これをやればOK

チームワーク, 一緒, 目標, 作成, パズル, 最後の部分, 一緒に結合します

 

新人として介護現場に向かう時「どこまでやれば一人前なのか」

先の見えない感じになるかも知れません。

 

私もそうでしたし、逆に上司となった今「ここまでやってくれたらいいな」

思う事がありますので、それをご紹介します。

 

とても基本的な事になりますが

どこの現場に行っても共通するスキルですので

これを実践し続ける事で「一人前」になれるでしょう。

 

挨拶・御礼・謝罪ができる

 

実は、これが出来ない大人が多いのです。

というか、私がそうでした(;´・ω・)

 

気持ち良い挨拶(「おはようございます!」「お疲れ様です!」など)は

相手に良い印象を与え、それを繰り返す事で現場の雰囲気が良くなります。

 

すれ違う時に「お疲れ様」と言って、無視されるのはツライですよね。

 

「あんな態度取られたら、二度と挨拶したくない」みたいな時もあります。

 

そういう現場では、いつの間にか声をかけ合うという事も少なくなり

なんとなく元気がなくなってしまったり、ミーティングなどでも

意見を言わなくなりがちです。

 

いくら無視されたとしても、相手には聞こえているはず。

 

「相手が挨拶しなくても、私はする」という主体性を持って

自分から挨拶をしていけば、あなた自身の評価は下がる事はありません。

 

「ちゃんと挨拶してくれる人なんだ」と周りから見られます。

 

現場によっては、この小さな行動が少しずつ周りに伝わって

挨拶が活発になる・ミーティングで意見が出るようになる・仲良くなる

という事も、今までありました。

 

実は「一声かける」っていうのは勇気がいりますが

ぜひ実践してみて下さい。

 

「御礼・謝罪が言える」というのも似ていて

誰かが言わないから、なんとなく全体が「口に出さない文化」になる。

 

そこは空気を無視して良いと思います。

 

「礼儀を知っている人」と「礼儀を知らない人」

どちらが社会的に評価されるかは一目瞭然。

 

挨拶・御礼・謝罪が出来る人は素敵です。

 

「この人は礼儀を知っているなあ」という印象を与えます。

 

そして、そうした「礼儀・マナー」はいつの間にか

現場全体を変えていく可能性を秘めていると思います。

 

「接遇5原則」

椅子に座る二人の女性

 

接遇の大切なポイントとして「5つの原則」があります。

 

・挨拶

・言葉遣い

・身だしなみ

・態度

・表情

 

「残念な接遇」「接遇の原則」の記事はココから↓

介護の接遇と「変わらない人達」への対応方法
介護現場では「接遇」ってけっこう頭を悩ませる問題かなと思います。それぞれのセンスもあるし。。ここでは「介護現場の接遇とは?」「変わらない組織や人への対処法」を書きました。

 

「挨拶」については先ほど言いましたが、それ以外について。

 

「言葉遣い」「身だしなみ」をどこまで丁寧にするかは

その現場によります。

 

まずは、自分の現場ではどのようなルールがあるのかを確認しましょう。

 

「ジーンズ禁止」のところもあれば

「ジーンズOK」の現場もあります。

 

ご利用者を「お客様」と呼ぶところもあれば

もっとざっくばらんに接する現場もあります。

 

その場に合わせた言葉遣い、身だしなみにしないと

「自分勝手」と言われかねません。

 

ただ「だいたいどこに行っても、これをやらなきゃ大丈夫」

というものをご紹介します。

 

 

【 言葉遣い(会話) 】

 

くだけすぎた言葉遣い

例: 信頼関係が出来ていないのにご利用者をあだ名で呼ぶ

ご利用者やご家族にタメ口を連発する  など

 

薄いリアクション

例: 誰かの話を聴いて「あ、そうすか」「だから何ですか?」  など

 

よく言われるように、言葉は「毒にもなれば薬にも」なります

 

相手にとって失礼な言動をすればイヤな思いをさせてしまうし

失礼のない言動をすれば気持ち良いコミュニケーションが取れます。

 

私自身、20代の頃は言葉遣いが悪くて怒られていました。

 

「ご利用者に馴れ馴れしすぎる」

「電話対応では敬語を使いなさい」

「話を聴いている時の反応が薄い。ちゃんと聴いているのか」など。

 

その頃、上司から

「丁寧すぎて怒る相手はいないよ」と教えていただきました。

 

これは、いまだに頭をよぎります。

 

特にご利用者やご家族、外部の事業者さんと接する時は

信頼関係が出来たなと感じるまでは、丁寧に接すれば間違いありません。

 

丁寧というのは、いわゆる「普通の敬語」です。

 

「~です・ます」「なるほど、そうなんですね」など

くだけすぎない会話が出来ていれば合格点です。

 

会話の本質は「コミュニケーションをとる」事ですが

言葉遣いを良くする理由は「相手に失礼のないコミュニケーションを取る」事。

 

まずは丁寧な会話を続けながら、相手との距離感をはかっていきましょう。

 

相手によっては「もっとくだけた言葉遣いをしてほしい」という方もいて

そういう場合は話していけば何となく分かるようになります。

 

仲良くなっていけば自然と敬語が少なくなる場合もありますが

ご利用者やご家族、上司や先輩には「基本は敬語」です。

 

その中に時々タメ口をはさむかどうかは「相手に失礼がなければ」OK。

言葉は「毒にもなれば薬にも」なりますから。

 

 

【 身だしなみ 】

 

Tシャツ, 買う, セールスブース, カジュアル, 商業, セール, 衣類

 

髪の毛がボサボサ、ヒゲが汚い、爪が伸びている、

服が汚い、靴のかかとを履きつぶしている。

 

これは全部NGです。

 

その現場で決まった服装があると思いますので

(ワイシャツにチノパンとか、制服とか)

それを確認しましょう。

 

「カッコ良く・綺麗に」出来れば最高ですが

ただ1つ「清潔感がある」で合格点です。

 

言葉遣いもそうですが、身だしなみも「良いか悪いかは相手が決める事」。

 

以前、若い男性ヘルパーさんが「DEATH(死)」と書かれた

黒いTシャツを着て、訪問介護の現場に来た事がありました。

ドクロがバラをくわえていて、何とも毒々しいというか(;´・ω・)

 

「それはちょっとハードかもね・・」と注意したら

「俺のお気に入りだからいいんす」と返答。

 

気持ちは分からなくないですが、もう少し相手を見ないといけない。

 

案の定?ドクロを見て、ご利用者のご家族から

「もう、あの人は来なくて大丈夫です」と言われてしまいました・・。

 

こういう事なんです。

 

「俺」が良かったとしても「相手」がどう思うか。

 

経験上でいえば、オレンジや爽やかなブルーなど

はっきりした色を着ていった時は、女性のご利用者から

「あら、いい色ね」と言われる事が多かった気がします。

私はビタミン色というか、見ていて元気になるような色をよく着ていました。

 

・・まあ、これも相手が「いいわね」と言ってくれたから着ていたわけで

そうでなければ着なかったと思います。

 

 

もし制服がなくて多少の自由が利くようであれば

色や柄など、ご利用者が好きそうなものを着ていって

 

「今日は~さんの好きだって言っていた色を着てきました」

みたいに言うだけでも、相手に喜ばれると思います。

 

制服がある職場でも、可愛い腕時計やペンを持ったり

キャラクター物をどこかに付けたりのワンポイントで

自分のテンションも上がって、ご利用者の目を喜ばせるような

カスタマイズが出来るんじゃないかと思います。

 

 

【 態度・表情 】

 

女の子, 肖像画, モデル, ブルネット, 若い女性, 女性, ファッション

 

皆さんは、コンビニの店員さんの態度や表情って気になりますか?

私はけっこう気になってしまいます。

 

レジで「温めますか?」「袋はどうされますか?」など

必要な事は聞かずに、早口でレジを打って「ありがとうございました~」

って言われると、イラっとします(; ・`д・´)

 

あと、金額を言われて袋詰めして

こちらがお金を出すのを待たれるのも苦手です。

 

「お客さんが気を遣わないようにペース配分してよ」と思います。

なんだか「ただの作業」しているだけに思えてしまうんです。

 

気持ちの入っていない店員がいるコンビニなら

自動レジの方に行きます。

その方が、イヤな思いをしなくていいので。

 

気持ちの良い対応をしてくれる店員さんがいれば

その店を選びます。

 

介護の現場では「ただの作業」は賃金分の働きじゃありません。

 

身体介護して、家事やって、それでいいんでしょ、は賃金の半分です。

あとの半分に「気持ち」が乗っかって、初めて賃金分の働きになると思います。

 

「やってはいけない態度と表情」は

「不愛想・無関心・相手のペース無視」です。

 

例えば認知症を患っている方がいて

その方にとって、あなたはどこの誰か分からない人です。

 

顔は知っているんだけど、誰だっけ?みたいな感じです。

 

その人が険しい態度や表情なら不安になります。

その人が優しい態度や表情なら安心するでしょう。

 

 

スタッフ目線で「作業」として色々やられたら、怖くなります。

 

自然な事ですよね。

 

 

「接遇の5原則」は「相手目線に立てば当たり前の事」なんだなと

これを書いていて、改めて思いました。

 

報告・連絡・相談が出来る

喫茶店での友人のグループ

 

よく言われる「報・連・相」

社会人の基本ですが、これが私は以前よく分かっていませんでした。

 

「報告と連絡の違いってなに?」

「いつ、何を報告したらいいの?」

「こんな相談したらウザがられないか?」

 

そんな感じでした。

 

自分なりの解釈ですが

 

「報告」は結果を先輩や上司に報告する事

「連絡」は途中経過を先輩や上司に言う事。

 

「いつ、何を報告したら良いか」が分からなかったら

シンプルに先輩や上司にそのまま質問しましょう。

 

「いつ、何をどこまで報告したら良いですか?」と(笑)

 

 

先輩や上司からしたら、スタッフさんが

「いつ、何で困っていて、どんな事になっているのか分からない」んです。

 

これ、けっこうお互いに不安です。

 

なので、仕事がどこまで進んでいるかとか

自分はこんなつもりで、このくらいのペースでやろうと思っているけど

それで大丈夫ですか?と先輩や上司に確認すれば

お互いに「すり合わせ」が出来るので安心です。

 

仕事を進める前、進めていく上で分からない事があれば

それが「相談」するタイミング。

 

「先輩や上司が話を聴いてくれない」

「自分で考えろと言われる」

「バカにされたくないから相談しづらい」

 

そういう時もあるかも知れません。

 

あまり、風通しの良い現場とは言えませんよね(-_-;)

 

そんな時は、とりあえず相談はナシで自分で調べましょう(笑)

 

なんでも理想論通りにはいきません。

相談出来るタイミングで、相談しやすい人に相談しましょう。

 

ただ、「報告と連絡」は、仕事を進めていくうえでマストです。

 

ムカつく相手にも、心を殺してこれだけは徹底しましょう。

 

「自分のところで情報を止めない」。

これが鉄則です。

 

自ら聴く

電球アートワークの写真

 

「現場の教育体制が悪い」「そもそも、指導体制が無い」

たまに、そういう現場の話を聴きます。

・・というか、私もそういうところで働いてました。

 

「背中を見て覚えてね」みたいな、職人?的な現場でしたが

いま思えば「先輩には教える気も、スキルもなかったんだなあ」と(;・∀・)

 

新人の時って、基本的に受け身ですよね。

 

だけど、その職場の教育体制に文句を言ってもあまり変わらない。

じゃあ、聴きまくってやろうと思ったんです。

 

「教えてくれないなら、自分で聴こうホトトギス」

 

自分で調べる

昼間の窓の前の椅子に座っている男

 

職場の先輩・上司は神ではありません。

 

その人達が「世界で一番、介護を知っている・出来る」

人達なわけはありません。

 

せま~い世界で生きているわけですが、なんとなく錯覚して

「その現場でのランク付け」がされているだけです。

 

実際には、世界中に「すごい介護職」がゴマンといるわけで

今はネットである程度の事は調べられるし

SNSからリアルに介護職と交流する事も出来ます。

 

分からない事は本やネットで調べる。

モチベーションが上がらなければSNSなどで介護職と交流する。

(あまり愚痴が多い人や詐欺には気を付けないとですが・・)

 

 

いま、世の中には「調べれば分かる答え」がたくさんあります。

 

自分にどんな知識やスキルが足りないか分かったら

それについて調べる習慣をつけると良いと思います。

 

日本人が大人(社会人)になってからの勉強時間は

1日平均13分(先進国中で最下位)だそうです。

 

という事は、何かの分野で「真剣に勉強」すれば

勝てる確率が非常に高い国、というのが今の日本という事になります。

 

確かに、休みの日でも研修に行ったり勉強している介護職の人もいるし

そういう人はどんどんスキル・賃金アップしている印象です。

 

介護記録がよく書ける

男, 書きます, 予定, デスク, ノート, ペン, 書き込み, メモを取る

 

介護記録を書くうえで「その状況が視覚的にイメージ出来るくらい」

うまく描写が出来れば最高です。

 

が、誰もがそんなにうまく書けるわけではないですよね。

 

なので、最低限「事実」をそこに書ければ良いと思います。

箇条書きでも、簡単な言葉でも。

 

うまく書けないからといって「改ざん」する人がいます。

実際に起こった出来事より「盛って」記録するのです。

 

そんな事をするより、シンプルな言葉でも「事実」を書いてくれる方が

第三者には伝わります。

 

記録は「時系列」で「何があったか」という証拠です。

 

そして、スタッフがどんなケアをしているかという「証明」です。

 

別に小説のようなキレイな文章を書く必要はまったくないので

事実をシンプルな言葉で時系列に沿って書いていって下さい。

 

自分を見つめる

 

女の子, 女性, 座る, ウェブ, 大人, リラクゼーション, 森林, 橋

 

主体的にキャリアを創っていき

働いていく上で不安を少なくさせるには

いくつかのコツがあります。

 

労働環境などは働き方をかなり左右しますが

それに振り回されていては、ずっと不安がつきまといます。

 

ここでは「良いキャリアを創っていくうえで必要なマインド」

3つご紹介します。

 

プロ意識を持つ

 

お金, 家, コイン, 投資, 仕事, ファイナンス, 銀行, 通貨, ローン

 

1円でもお金をいただいていれば、誰でも「プロ」です。

 

新人のうちは何となく自己肯定感も低く

「自分なんていてもいなくても同じ」みたいに思ったり

「まあ、新人だから許されるだろ」と思う時もあるかも知れません。

 

 

あなたがコンビニに行った時、店員さんが「社員かバイトか」より

純粋に接客態度を見ませんか?

 

それと同じで「雇われたその日からプロフェッショナル」です。

 

知識や技術が足りなくても、自信がなくても

それは自分の視点であって、お客様には関係ありません。

 

・・と言いながら私は、長らくこのプロ意識を持てないでいました。

 

やっぱり「介護のプロ」なんて名乗るのもおこがましいし

なんとなくそこはフワッとさせて逃げていたというか。。

 

でも、お客様からすると

「お金を払った対価でサービスを受けている」んですよね。

 

そこを考え始めたのは、リーダー職になってから

「そういえば、賃金ってどんな流れで発生するんだ?」

と思って、調べてからでした。

 

 

シンプルにいえば

 

現場スタッフが介護サービスを提供する

 ↓

その事業所が国に請求する

 ↓

介護報酬が事業所に入る

 ↓

お給料としてスタッフに支給される

 

ですよね。

 

この流れのうち、1つでも欠けていたら賃金は手に入りません。

 

「手を抜いてオムツ交換しても、賃金は変わらないでしょ?」

みたいに言うスタッフさんと出会った事がありますが

ここで「プロ意識」が左右してくると思います。

 

「もっと介護がうまくなりたい。知識が欲しい」

 

なぜなら、プロだから。

 

「自分が給料に見合う働きをしているのかなあ」

と時々振り返ってみる。

 

なぜなら、プロだから。

 

言葉にするとキレイごとみたいになってしまいますが

プロ意識を持つと「誇り」と「楽しさ」が手に入ります。

 

どんな現場にいても、自分はプロフェッショナル。

 

自分の技術や知識を提供して、お金をもらっている。

 

スキルや人格を上げるほど、腕一本でのし上がっていける。

 

最初はいきなり「プロ意識」なんて言われてもピンとこないかも知れませんが

現場に入る前に「自分は介護のプロ」とつぶやいてみて下さい。

何回もつぶやいていると「その気」になります(笑)

 

この意識が、のちの成長に大きくつながります。

 

成長には時間がかかる

 

1人, バックパック, クライミング, 寒い, ハイカー, ハイキング, 氷

 

「もっと早く成長しないと・・」

そんな風に焦る事はありますか?

 

私は、新人だった頃にそんな風に焦っていました。

 

スタッフの信頼も得られず、自分自身も仕事のレベルが低い。

何だか周りの邪魔をしている気がする。

 

ここにいて良いのかな。どうしよう・・。

みたいな感じでした。

 

自分の場合は年月が経つほどに焦りは少なくなっていきましたが

あの頃の自分にどんな言葉をかけたら良いかな?と考えると

「成長にはどうしたって時間がかかるから、少しずつでいいよ」

という事です。

 

仕事を「分解」して考えてみると

 

仕事を覚える段階(業務の流れ、人の名前と顔、専門用語など)

 ↓

日々の仕事に慣れていく段階(業務はだいたい出来る、人間関係も出来てきた)

 ↓

分岐点(このままで良いか、キャリアアップするか迷う)

 

こんな感じでしょうか。

 

「覚える」から「慣れる」まででも、3か月から半年はかかるでしょう。

 

この時期は焦らずに目の前の事をやっていきましょう。

 

「失敗した・・」と落ち込むのは自然な事ですが

落ち込みすぎなくて大丈夫です。

 

「失敗は無い。学びがあるだけ」

そう思って、ただ改善していけば良いと思います。

 

 

さらに「慣れていく」段階から「分岐点」までは個人差がありますが

だいたいは入職してから2~3年で「分岐点」までいくという肌感です。

 

そうして見ると、新人時代から「慣れる」さらに「その上に行く」には

やっぱり3年くらいは見ておくのが良いかなと思います。

 

その3年間は、ひたすらインプットとアウトプットと休息を繰り返す。

 

そうしているうちに、いつの間にか焦りは少なくなっていきます。

 

自分を必要以上に落とす事なく「成長には時間がかかるんだ」と思って

どうか安心して突き進んでください。

 

やりがいや自信は「宿る」もの

スーパーヒーロー, 女性, エネルギー, 電気の, 女の子, 美しい, パワー

 

時々、新人スタッフさんに

「やりがいや自信が持てません。どうしたら持てますか?」

と聞かれます。

 

個人的な意見ですが

やりがいや自信は「持つ」というより「宿る」ものだと思います。

 

思い込みで「自分は出来る」とマインドを持って

モチベーションを上げる事もある時には大切ですが

本当の意味での「やりがいと自信」ではない気がします。

 

コツコツと仕事を覚え、慣れていって、

ご利用者やスタッフと楽しい時間が増えて行って、

だんだんと頼られていって、いつしか宿るもの。

 

それが「やりがいと自信」

 

「じゃあ、それはいつ宿りますか?」と気になるかも知れませんが

それは正直、分かりません。

 

ただ、それはいつか「プレゼント」のようにやって来る事だけは知っています。

 

それがあなたに届く日が来るまで、日々の仕事を丁寧にやっていきましょう。

 

 

メンタル面について

ビーチ, 海岸線, 航空写真, バード アイ ビュー, ゼ写真, 海岸, 海

 

介護の仕事のみならず、メンタルをやられてしまう事があります。

 

私はプライベートな事で「メンタルあぶないな」と思った事が何度かありました。

 

仕事に何となく身が入らない。

何度も同じミスを繰り返す。

意見なんて出さずに、ただ作業として仕事している。

 

そんな「症状」でした。

 

そういう自分には気づいていたし

「こんな気分じゃイヤだなあ・・」とも感じていたので

心身をどう保っていく・気持ち良くしていくかを考え始めました。

 

 

「心技体」という言葉がありますが、本当はこれ、順番が逆だそうです。

 

体を鍛え、技が身に付き、心が整えられる。

 

これが現実的な順番なんだと、本で読んだ事があります。

 

 

確かに、ジョギングを週に何回か、無理ない程度に続けていったら

いつの間にか、色んな事が気にならなくなりました。

 

心と体はつながっていて、お互いに干渉し合っているので

自分なりに「心か体」を快適にしていく方法を見つけられたら

仕事でもプライベートでも、メンタルを穏やかに保ちながら生きれると思います。

 

ここでは、仕事面で「こんな考え方をするとメンタルが保てる」という

私なりの考えを書いていきます。

 

メンタルは強くなくていい

猫, 赤猫, 猫の目, 添い寝ねこ, 夢, 飼い猫, A-整備猫, 落ち着いた猫

 

まず私が思うのは

「いつもメンタル強者だとしんどい。強くなくていい」

という事です。

 

世の中に情報が溢れ、「意識高い人」「ハイスぺな人」が

目につきやすい時代ですよね。

 

ネットが発達していて、世界中のスゴイ人を見やすい。

本屋に行けば「自己肯定感を高めよう」みたいな本が並んでいる。

 

なんだか目に見えないプレッシャーみたいのを感じます。

情報が多いと、自分には価値が無いんじゃないかと思う事があります。

 

比較論で見れば、上には上がいて

そのすべてに勝つなんて出来ません。

 

個体論で見れば、自分だけを見ていれば良いので

誰かと比べるプレッシャーから解放されます。

 

そもそも「メンタルが強い」とは、どういう状態でしょうか?

 

何があってもへこたれない、とか?

怒りや不安を感じない、とか?

 

個人的には、大切なのは「倒れても起き上がれる」事かと思います。

 

怒りも感じる、不安も感じる、

あの人に負けた、この人に負けた・・

こんな小さなミスをしてしまう自分は何なんだろう。

 

これから先、何者かになれるんだろうか?

 

そんな葛藤や苦しさを経験して、なお起き上がれる。

 

人生って、その繰り返しだと思うんです。

 

 

世間的にいわれるような「メンタル強者」になる必要はなくて

 

「自分らしくある」というのを意識して過ごしていくと

自然とメンタルが保たれるのかなと思います

 

他の人だって失敗している

ボード, 学校, フォワード, 前に, 将来, 自信, 立ち止まるな, 明らかに

 

行き詰った時とか「自分だけがこんなにミスってる」と思いますか?

 

他の人の方がうまく仕事を出来ている気がするとか。

 

そんな事はありません。

これは断言出来ます(笑)

 

絶対に、そんな事はありません。

 

 

大なり小なり、他のスタッフさんもミスをしています。

巧妙に隠していたとしても、実際はそういうものです。

 

そして、苦労してきた先輩や上司は

「誰でもミスするがな。気にせずチャレンジせい」と思っています。

 

例えばご利用者を転倒させてしまったとか

薬を飲ませ忘れてしまったとか

そういった「介護事故」を起こしてしまった時。

 

やる事は「直後対応と謝罪」です。

その後、自分の反省がある。

 

そこで落ち込みすぎなくていいんです。

 

こういうとドライに聞こえるかも知れませんが

 

仕事のミスを経験に変えて、次はやらないようにする。

その経験を、後輩に伝えていく。

 

「やる事」はそれです。

 

落ち込んで、次も同じミスをして・・というのは

ご利用者に対しても失礼です。

 

自分だけがミスってるなんて事はありえない。

 

介護の現場は、ちょっとした判断と修正の連続です。

ミスらない方が難しい。

 

どうか、自分を責めすぎないで欲しいなと思います。

 

実は上司も不安と戦っている

男, うつ病, 座って, 床に, 喪に服して, 絶望, 感情, 痛み, 落胆

 

「上司」って、偉く見えますか(笑)?

 

何でも知ってそう・何でも出来そう。

もちろん、そんな事はありません。

 

心の中では、色んな不安と戦っています。

 

「売上がどうなっているか」

「部下を守らないといけない」

「自分は上司の資格があるんだろうか」など。

 

でも、それを顔に出してしまうとスタッフに不安を与えると思って

何事もないような「感じ」を出しているだけなんです。

 

 

ここで言いたいのは「みんな一緒」という事。

 

上司も現場スタッフも、それぞれの仕事やプライベートがあり

1日の時間を頑張って生きている。

 

本当は上司も「助けてくれ~」と叫びたい時もあるんです。

 

「ああ、この人(上司)も不安と戦っているんだな。みんな一緒だな」

と思って間違いないと思います。

 

しなやかな心を長期的に育てる

ビーチ, ハンモック, 青空, 雲, ヤシの木, 休み, リラクゼーション

 

あまりに真っすぐで固い性格の人ほど悩みやすいと思います。

 

「頑張れば乗り越えられる」と信じて疑わず

乗り越えられないのは自分の頑張りが足りないからだ、と思い

そうして、心のキャパシティを越えてしまい

メンタルを崩してしまいます。

 

 

特に新人の頃は

「仕事のペースが分からない」

「自分の限界が分からない」

という原因で、頑張りすぎる傾向にあります。

 

これはある意味「通らなければならない道」かも知れません。

 

現場のペースや仕事量に自分を合わせていく

「トレーニングの段階」だからです。

 

何回も無理をしていると、自分の心身の限界が何となく分かってきます。

そこに行くまでに、ひょっとしたら何年もかかる場合も。

 

「このくらいの仕事量だと流石にキツイな」

「ああ、自分は人間関係に心を削られる傾向なんだ」とか。

 

こうして「意識」していく事が、自分を守るために必要です。

 

 

意識していないと、キャパシティを越えた仕事をやり続けてしまうので

いずれポキッと折れてしまいます。

 

「限界が分かっても仕事量は変わらないじゃないか」

と思うかも知れませんが

同じ仕事量が目の前にあっても「調節」する事は出来ます。

 

1日の仕事の中で

「この時間帯は頑張ろう。この時間帯は少し力を抜こう」と考えたり

他のスタッフと仕事を分担したり。

 

業務の全体像が分かっていれば、「業務の改善案」も出しやすいです。

 

実際には「チーム」「業務」を変えていくのはかなり大変ですが

「自分のメンタル」は少しずつ変えていく事が出来ます。

 

 

以前、私が老人ホームに勤めていた時の事です。

 

私は入居者様からもスタッフからも信頼されない介護主任でした。

 

「どうもうまくいかない・・」と悩みに悩んで

よく相談員さんに愚痴をこぼしていました。

 

ある日、その相談員さんが手紙をくれて、その中に

「風に揺れる柳のように、しなやかな心を持っていきましょうよ」

と書かれていました。

 

この時「ああ、そうか。自分はまだ固い心だったんだな」

と思い、それからはなるべくリラックスして働くようになりました。

 

 

限界を越えて頑張る時期もあると思いますが

それは「自分の心身の限界を知るための期間」

 

だんだんと、しなやかな心を長期的に育てていきたいですね。

 

相談窓口を持っておく

銀色の MacBook を指している白と黒の格子縞のボタンアップ スポーツ シャツを着ている男性

 

しんどい時、誰かに相談する・気持ちを聴いてもらうというのは

かなり有効な方法ですよね。

 

そういう時は「アドバイスはいらない。ただ聴いてほしい」

という状態ではないでしょうか?

 

現場に相談出来る人がいれば良いですが

逆に職場の人には相談したくない、という人もいるでしょうし

家族や友達にも話しづらいなあ・・という人もいると思います。

 

自分の中に愚痴や悩みを抱えている方が楽、という人もいます。

 

ただ、もし「自分だけで抱えるのが辛い」と感じた時は

1人でも良いので「自分にとっての相談窓口」がいたら心強いです。

 

 

相談相手の条件は2つ。

 

「自分が話しやすい人」

「秘密を守ってくれる人」

 

 

もしどうしてもそういう人がいない、話したくないという場合は

人間相手でなくても良いと思います。

 

最近はチャットGTPなどのAI相手に愚痴をこぼしたり

慰めてもらう人も増えたと聞きますし

SNSなどに匿名で、仕事の悩みを書いたりする人も多いです。

 

誹謗中傷をせず、個人や団体が特定されない形で

あくまで「自分の愚痴や悩みを吐き出す」という目的であれば

気持ちが楽になる事もあります。

 

たまに「わかるわ~」「私も同じです」などコメントがつくと

見知らぬ場所に自分と同じような人がいる、とホッとします。

 

 

あと、精神科で相談するのは特別な事じゃありません。

 

風邪をひいたら病院へ行くように

医師に辛い事を聴いてもらうだけでも違いますし

症状によっては薬が功を奏する事もあります。

(薬を飲む場合は医師の指示に必ず従ってくださいね)

 

 

他に、行政でも相談窓口があります。

相談窓口案内|こころの耳:働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト
「こころの耳」(厚生労働省サイト)では、仕事やキャリア、こころの健康など、様々な悩みに関する専門の相談機関・相談窓口を紹介しています。

リンク元:厚生労働省「こころの耳」様より

老健施設職員のメンタルヘルスサポート
全老健は新型コロナウイルス感染症対策に伴うストレスが蓄積してきている老健施設スタッフのみなさまのために、メンタルへルスに関して専門家に電話で相談ができる「コロナ・ココロの相談」窓口を開設

リンク元:公益社団法人全国老人保健施設協会様より

 

その他、自分が住んでいる街の役所HPも調べてみると

メンタルヘルスの相談窓口があるかも知れません。

 

相手が人間でも、AIでも、SNSでも

しんどい時は「気持ちを聴いてもらう」だけでずいぶん助かりますよね。

 

介護職のメンタルマネジメントについての記事はココから↓

介護職のメンタルマネジメント
介護職に限らず、メンタルをどうコントロールしていくかは大切なテーマなのは周知の通り。私はもう、ストレスに振り回されるのはイヤなので、積極的にコントロールすることを、けっこう実験しています。

 

どうキャリアアップしていくか

地球Trotter, 旅行者, グローブ, 地図, 旅, 計画, 待っている

 

特に新人時代は「これからどんなキャリアを積んでいくか」

迷う人もいるのではないでしょうか?

 

「というか、そもそもどんな選択肢があるの?」

 

 

私の場合でいうと

 

訪問介護(ヘルパーからサービス提供責任者へ)

デイサービス(現場スタッフから生活相談員へ)

介護予防運動指導員(事業リーダー)

老人ホーム(介護主任からケアマネジャーへ)

小規模多機能(管理者、ケアマネジャーを兼務)

を経て、今は居宅のケアマネジャーです。

 

あと、NPO法人の代表もしていました。

 

 

キャリアの作り方は人それぞれ。

 

「自分がやりたい事」

「自分が欲しいスキルや役職」

に目標を定め、そこに向かって努力していけば

あなたの作りたいキャリアが実現すると思います。

 

とはいえ、いきなり「自分がしたい事!」とイメージ出来る人は

少ないかも知れません。

 

むしろ上司の方が冷静にスタッフの特性を見ていて

「今度、この役職についてみない?」と声をかけてくれる場合もあります。

 

新しい事をするのは勇気がいりますが、そんなチャンスがあれば

出来るだけチャレンジしてみると

あなたの得意技が増えていき、履歴書の内容が面白くなります。

 

 

キャリアの作り方・組み合わせは自由ですが

ここではおもに4つのジャンルでイメージしてみます。

 

在宅・訪問介護系の仕事

緑の芝生のフィールドの近くの車椅子の人の近くに立っている女性

 

まず最初に「在宅・訪問介護系」では、どんな仕事があるでしょうか。

 

・居宅介護支援(ケアマネジャー)

・訪問介護

・夜間対応型訪問介護

・定期巡回・随時対応型訪問介護

・訪問看護

・訪問入浴

・訪問リハビリテーション

・デイサービス

・認知症対応型デイサービス

・通所リハビリテーション(デイケア)

・療養型デイサービス

・ショートステイ

・小規模多機能型居宅介護

・看護小規模多機能型居宅介護

・福祉用具     など。

 

特別養護老人ホーム, テンプリーン, Uckermark, 高齢者居住

 

次に「施設系」の仕事はこんな種類があります。

 

・特別養護老人ホーム

・介護老人保健施設

・介護療養型医療施設

・グループホーム

・有料老人ホーム(介護付き、住宅型)

・サービス付き高齢者住宅

・ケアハウス   など。

 

「在宅・訪問介護系」も「施設系」も

こんなにたくさんの仕事(サービス)があります。

 

まず「自分が働きたい仕事のジャンル」を決めていきます。

 

ジャンルを決めたら、次は「そこでどう働くか」です。

 

 

具体的には

 

・雇用形態(正社員、パートなど)

・勤務時間(どのくらいの時間働くか)

・勤務場所(どこで働くか)

・役職(どんな立場か)

・資格(そこで働くのに資格は必要か) など。

 

①働きたいジャンルを選び

②そのジャンルでどう働くかを選び

③そこで働く事で、自分のキャリアにどう影響するか

を考えて動く事が「キャリア作り」になります。

 

「ジャンル」「どう働くか」「どんな資格があるか」など詳しい内容はココから↓

介護職3年目で「辞めたい」と思っているあなたへ
介護職をして3年も経つと何となく仕事もマンネリになったり、モチベーションも上がらない・・。ちょっと転職も頭をよぎったりするけど、どうしたらいいのかな。転職するかしないか、職種を選ぶ時はどうしたらいいかなどを書きました。

 

エリアマネジャーなどの統括業務

 

階段の近くに立っている人

 

介護の仕事をしていて「雇用される立場」として

「お給料が高めなのは、これでは?」と思う役職です。

 

・介護施設をいくつか「統括」し、施設長より上の立場。

・一般的には「本社所属」で、営業から運営などを管理。

 

もちろん会社にもよりますが、エリアマネジャーの年収は

500万円~700万円ほど。

 

求人サイトなどでは「年棒制」で表記されているのを目にします。

 

私は経験がありませんが、現場というよりは

「運営」として介護に関わりたい方、年収を上げたい方に向いていそうです。

(本社からのプレッシャーはキツそうですけどね・・)

 

法人を立ち上げる

テーブルの前に座って一緒に笑っている 3 人

 

介護業界では、20代くらいで若くても

法人(会社)を立ち上げている方は珍しくありません。

 

株式会社などの営利企業だけでなく

NPO法人、一般社団法人などで「小規模デイサービス」

「宅老所」などを立ち上げ、理想の介護や職場を創っています。

 

株式会社の設立方法↓

法務省:株式会社の設立手続(発起設立)について

リンク元:「法務省」サイト

NPO法人の設立方法↓

設立の認証・手続き等 | NPOホームページ
このホームページは、NPO法人制度や手続きの解説、特定非営利活動法人に関する情報公開、ボランティア団体のイベント情報の提供等を目的として、内閣府政策統括官(共生・共助担当)付参事官(市民活動促進担当)が運営しております。

リンク元:「内閣府NPO」サイト

 

 

介護事業所を立ち上げた人達と話をしてみると

 

「会社の方針とトコトン合わなかった」

「介護にやりがいを感じたかった」など

 

現状への不満が爆発して、起業した!という熱意がスゴイなと思います。

 

「お金のやりくりが大変だよ・・」と笑いながらも

彼らはどこか満足気です。

 

生半可な道ではありませんが「そういうルートも、現実にある」という事ですね。

 

【まとめ】自分のために、長期的にステップアップする

スーツケース, 女の子, 去る, 子供, 人, ハッピー, 落ち着いて

 

どんな仕事でも「新人時代」は不安だらけですよね。

 

仕事は出来ない・怒られる・自信はなくす・・。

みんなが通る道だっていうのは分かっているんだけど

なんだかなあ、という感じです(;´・ω・)

 

この記事は、そんな不安を持ったあなたへの手紙のつもりで書きました。

 

「具体的なアクションとメンタル面、どうキャリアアップしていくか」

 

 

一番何が言いたかったというと

「自分のために、長期的にステップアップしていただきたい」です。

 

働くのは誰のためでもない、自分のため。

 

新人という立場の中で出来る事をやる。

 

そして、介護のキャリアアップするルートはたくさんあります

 

一度決めたルートは何度でも修正出来ます。

 

 

新人の頃から、いきなり「こうして働いていきたい」と

描ける人の方が少ないんじゃないでしょうか。

 

1年、2年と働いて、色々な情報や経験がたまっていくうちに

「あ、自分がやりたいのはこれだ」

と見つかる日が来ると思います。

 

いつの間にか後輩や部下が出来て

いつの間にか「新人時代」は終わっています。

 

そしてふと後ろを振り返ってみると

あなたが作った「道」がはっきりとそこにあります。

 

焦らず、長期的に、あくまで自分のために。

 

介護の仕事を、誇りをもって続けられますように願っています。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました(^^♪

 

 



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