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介護職の人間関係でしんどかった事

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介護職の人間関係

しんどかった人間関係

ストレス, 不安, うつ, 不幸, 心配した, 問題, うつ病, 編集上の使用

 

介護のお仕事は素敵だという前提で

あえて「あれはちょっとしんどかったなあ」を書いてみます。

 

今も昔も、一番難しいのは「人間関係」。

 

・会社や上司と意見が合わない

 

・同僚が口だけで動いてくれない

 

・スタッフ内で介護観が合わず、連携が取れない

 

・お客様のご家族から不当なクレームを受ける

 

・職場で、変な噂を流されたり、ハラスメントを受ける

 

・社員より、態度や声の大きいパートさんの方が権力がある

 

・お客様に失礼な態度を取っているスタッフに注意出来ない

                 などなど。

 

私自身が経験したいくつかのこと

チームワーク, 協力, ブレーンストーミング, 仕事, ファイナンス, オフィス

 

デイサービスで生活相談員と現場を兼務していた頃

 

まだオープンして間もないそのデイを良くしたい

 

私と、ほぼ未経験の3名のスタッフは

夕礼の時に介護の勉強をしたり

どうしたらお客様が増えるのか営業を考えたり

 

毎日の利用者数、延べ人数などを数えて

「また増えたね!」と喜んだりしていました。

 

仲も良く、意見交換も出来て

成長出来ている実感もあり

 

最初は閑古鳥だったデイも

少しずつお客様が増えていきました。

 

3か月も経つと

スタッフ同士はアイコンタクトで動きを調整出来るようになり

 

今も、あのチームは良かったなあと思い出すほどです。

 

そこの管理者は30代くらいの男性でした。

 

私は元々この方と仲が良く、最初は色々と連携を取っていました。

 

ただ、連携を取っていくとお互いの意見の違いが明らかになります

 

私としては、20代で

介護職経験が5年くらいで

ケアマネジャーの資格を取ったばかりで

アイディアも豊富になってきた頃でした。

 

ただ現場を良くしたいというだけで

1日のうちに5個も10個も改善案を出していました。

 

だんだんと「こいつ、うるさいなあ」みたいな感じで

管理者が離れていくのが分かりますし

そうなると意見も取り入れてもらえません。

 

 

いま思えばストレートに伝えすぎたのかも知れません

意見の内容どころか話も聞いてもらえないのに困りました。

 

そのうち、管理者が「俺、介護嫌いなんだよね」とポロっと言った時

私の中で何かが決壊しました。

 

「あ、ダメだ。この人には遠慮なくいこう」と思ってしまいました。

 

管理者会議で起こったこと

椅子, 会議室, コンテンポラリー, 空, 屋内, インテリア デザイン, 部屋

 

他部署の管理者たちも心配してか困ってか

臨時の会議を開き

その管理者と私がざっくばらんに話す機会を与えてくれました。

 

他の管理者たちが観ている前で

私が「~さんの介護観て何ですか?と聞くと

(お客様の邪魔にならないように)壁になることだ」と言いました。

 

もう少しかみ砕いて教えてもらえませんか。それだと現場で活かせないので

感情的に、やや呆れながらそう言うと

 

「壁になることだ」と、また繰り返しました。

 

他の管理者たちも顔を見合わせています。

 

こんなに薄っぺらいとは思わなかったのでしょう。

「思ってたんと違う」という感じです。

 

私は自分の意見だけが正しいとはまったく思っていなくて

むしろ話し合いで色々と進めていきたかったのですが、話が出来ない。

 

それが困り事でした。

 

「お客様を増やすこと」

「お客様に満足してもらうこと」

会社がいつも言っている当たり前の目標でしたし

 

それをデイで叶えるためには

現場のクオリティを上げていって

外部に分かりやすい形で宣伝する。

 

その方策はこうでこうで・・みたいなことを、その場でも言いました。

 

今ならもっと余裕を持って接することも出来ると思いますが

当時の私は必死というか、いっぱいいっぱいでした。

 

内容は稚拙だったかも知れないけれど

自分なりによくよく考えての「現場の意見」でした。

 

いきなりの異動

男, 秋, アクション, 落下, フォーリング ダウン, 大人

 

その会議が終わり、1か月くらい経ってからでしょうか。

 

私は、施設の統括的な立場の人に呼ばれました。

 

用件も分からず、広い会議室に行くと

統括と他部署の管理者が1人、座っています。

 

対面のイスに座ったとたん、統括が柔らかい笑顔で

異動です」と言いました。

 

一瞬ワケが分からず「誰がですか?」

あなたです

「どこにですか?」

「通常型のデイです」

 

私がいたのは「認知症対応型デイサービス」で

同じ建物内に「通常型デイサービス」もあり、そこへ異動という意味でした。

 

まだ認知症デイを立ち上げて半年で

後任も決まっていない状態で相談員の異動?

 

いくら鈍い私でも、裏でどんな話し合いがされたかは予想出来ます。

 

管理者たちにとっては必要な措置だったのでしょう。

 

でも私にとっては、情熱をかけた現場を取り上げられた気持ちでした。

 

その「裏の話し合い」を想像すると、腹が立ちました。

 

組織の都合・・というか、人間関係の調整で

簡単に人生を変えられたような気分になりました。

 

 

認知症デイの他のスタッフがそれを聞くと

もう、ここ辞めようかなあ・・」というスタッフもいました。

 

社会人が異動を断るのは、退職を希望するのと同じ

と以前、上司から聴いていた私は

その処遇に異を唱えることもなく(唱えれば良かった。。)

通常型デイの相談員になりました。

 

ある朝礼でその辞令を文書でいただくために、私は数十人の前に出ました。

 

統括から辞令を受け取る時、バカな私はいかにも不機嫌に

片手でその文書を受け取り、みんな「え!?」みたいな空気になりました。

 

怒り, だろ, 抑圧, 論文, 画像, プレス, いじめ, 拳, 破壊, 古紙

 

朝礼が終わってから、別部署の看護師が「あの態度は無いよ」と。

「そうだよねえ・・」

 

例の「壁になれ」管理者とは、その後も送迎や入浴介助の時に

連携を取らなければいけないこともありました。

 

子どもだった私は、ほぼほぼ彼を無視していました。

 

「介護に情熱のない人間と連携する必要はない」

という気持ちが全面に出てしまって・・。

 

通常型デイでも楽しく働かせてもらい

スタッフとの新しい連携も出来て

それはそれで大切に思い出になりましたが

認知症デイのチームから外れたショックは拭えませんでした。

 

同時に、訪問介護やデイの経験を積んだ私は「施設も見てみたい」

ということで、有料老人ホームに転職を決めました。

 

 

退職する時の送別会で、例の統括が隣りに来て

謝らないといけないんだけど・・あの異動は、あなたと~さん(管理者)が

 あまりに空気悪くて考えたこと。それがモチベーションを下げたのなら申し訳なかった

と言ってくれました。

 

スルーしても良いようなことでも

こうして伝えてくれたのは良かったし

その頃には、私はもう次を向いていましたので

「本当ですよ!」と笑って言って、それで終わりです。

 

人間関係が、大げさに言えば人生の選択にも影響を与えるんだなあ

思った一件でした。

 

「介護職の人間関係について②」へ続きます↓

介護職の人間関係でしんどかった事(2)
介護職の人間関係について書きました。どんな人間関係も、リスペクトがないと破綻すると思います。綺麗ごとに聞こえますが、大切に思いたい関係を作りたいかどうかから始まると思います。

 

 



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