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【体験談】家族介護のストレス(1)

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このブログの最初~最新の記事集

在宅介護が始まった。

「じいちゃんが倒れた。介護してほしい」

持ちながら電話を持っている人

 

お仕事で介護するのと

家で家族を介護するのは全然違います。

 

私は27歳の頃、祖父母の在宅介護をしていました。

 

すでに介護職だった私に叔父から電話が来て

「じいちゃんが倒れた。退院したら介護してほしい」

 

じいちゃんは脳出血で左マヒ→その後、要介護3に。

ばあちゃんは体は元気だけどアルツハイマー型認知症。要介護3。

 

その2人を介護してほしい、ということでした。

 

じいちゃんが入院している頃は親戚も集まり

「何かあったら協力するからね」という雰囲気でした。

 

実際、そういう気持ちは彼らにはあったと思います。

が、何か具体的なフォローがあったかというとほぼ無かったかな?

 

悪気はないと思いますが、みんな自分の生活優先だし

ある意味、安心していたんだと思います。

 

私もその時はストレスがたまっていて

口は出すけど手は出さないんだなあ」と感じてしまいました(# ゚Д゚)

 

じいちゃんが入院中、ばあちゃんは叔父の家に泊まり

お嫁さんが本当に参っていました。

 

デイ職員さんの言葉

渋谷スクランブル交差点, 東京, 日本, アジア, 人, 群衆, 忙しい

 

当時は東京に住んでいて

ばあちゃんは池袋にある精神科系のデイに通っていて

私は仕事が終わった夕方にそこまで迎えに行きます。

 

ビルの中、綺麗なクリニックの上にあるデイに行くと

二重ドアの向こうにフロアがあります。

 

ばあちゃんは私の姿を見つけると、走り寄ってきました。

 

そして、私の胸を叩きながら

なんでこんな所に閉じ込めた!!」と叫び

私は胸を叩かれながら

デイの主任さんに今日の様子を聞きます。

 

何とも言えないような顔で

主任さんは「別に大丈夫でしたよ」と言いますが

 

後ろにいる女性スタッフさん2人がこっちを見て

「今日も暴れてたよね~」という言葉は、15年ほど経った今も忘れられません。

 

頭を下げ、池袋の駅まで歩いている時

じいちゃんはどこかで浮気してるんだろ。隠すんじゃないよ

と言うばあちゃんに

 

今、入院してるんだよ・・・」と言いながら

私は情けないような、悔しいような思いでいました。

 

なんで認知症になっただけで、あんなにバカにされないといけない?

自分だったら、家族にあんな対応はしない

 

そんな思いが頭をグルグルまわっていました。

 

そして、横にいるばあちゃんが何だかかわいそうになってきました。

 

短期記憶も飛んでしまい、頼りのじいちゃんもいない。

 

どんだけの混乱にいるんだろう。

 

「おばあちゃん、お茶でも飲んで帰ろうか」

2人でマックに行きました。

 

あの時の、池袋駅のキラキラした雰囲気と

我々の沈んだ雰囲気のギャップは、今も覚えています。

 

「ケアマネって魔法使い??」

手, 人間, 女性, 大人, お年寄り, 高齢者, 自立, 孤独

 

考えてみたら、あの時のばあちゃんの状況は

 

大好きなじいちゃんがいない(入院中で)

住み慣れた家から、叔父の家に引っ越した

認知症の薬が合っていない

 

とにかく、混乱の種がたくさんありました。

 

ばあちゃんのケアマネさんに電話すると

あと一か月待ってみて。たぶん落ち着くから

年配の女性ケアマネさんは冷静にそう言いました。

 

果たして、一か月するとばあちゃんの混乱はおさまりました。

 

ケアマネって魔法使い??

 

本当に驚き、少し安心しました。

 

いま思うと「環境の変化に慣れるまでの時間」があったんだろうし

ケアマネさんも私を安心させるために「期間を提示した」のかも知れません。

そして、飲んでいた薬も抜いてくれました。

 

私は「一か月」という期間があったから、それまでの時間も耐えられたのです。

 

あの時のケアマネさんに、本当に感謝しています。

 

そうこうしていると、じいちゃんが退院することに決まり

じいちゃん、ばあちゃん、私が住むマンションも決まり

在宅介護生活が始まるのでした。 

 

「家族介護をするってこんな気持ちなんだ・・」続きはココから↓

【体験談】家族介護のストレス(2)
家族介護をするってことについて。サービス事業者とのやり取り、親戚間のことなど、けっこうストレスがたまるもので・・。

 

 

 



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