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経験22年の介護職が感じる「介護業界への違和感」①

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介護職の「価値」はどこにある

「ありがとうと言われる仕事です」に感じる違和感

 

介護職の求人広告などで、こういう文言を見ることがあります。

 

ありがとうと言われる仕事です」。

 

これ、20年以上変わらないテンプレートです。

私は20年以上もこれについて違和感を感じていました(;^ω^)

 

ありがとうって言われない業種ってあるの?

 

ちょっとひねくれているかも知れませんが、正直そう思ってしまいました。

 

仕事は「労働が生み出す価値に対して、対価をいただく」こと。

 

営業職でも、コンビニでも、カフェでも、スポーツ選手でも

何かしらの対価を与えているのがプロであり

 

相手からの誉め言葉を「業界の売り文句」にするのは

何だか違うような・・と思ってしまうのです。

 

かく言う私も、介護のお仕事を始めたばかりの頃は

お客様からの「ありがとう」が、この仕事の醍醐味だと思っていました。

 

こんな私でも、誰かの役に立っているということが

その言葉から感じられたから。

 

ただ、2年くらい経験を積み、お客様からの「ありがとう」に

ある意味慣れてきた頃

 

自分の仕事ぶりで、本当に感謝されてるのかなあ・・

と思い始めました。

 

これは「自分って、そう言われるだけの仕事してるんだろうか」

という反省も込みなので、たぶん「成長」なんだとは思います。

 

でもまあ・・そう思ってしまったんですね(;´・ω・)

 

もっと言えば

介護が必要なお客様に、気を遣わせてるんじゃないかとも思ったんです。

 

介護職の「価値」を感じる時

その頃から「透明になりたい」と思うようになりました。

ワケが分からないかも知れませんが(笑)

 

たとえばトイレ介助をしている時とか

相手の死角に立ち、必要最低限の介助と声掛けで

 

あたかもお客様が「自分でトイレ動作をしている」と思うくらい

自然な感じで、そこにいたい・・と思ったんです。

 

排泄や入浴って、本当にプライベートなことじゃないですか。

 

そこに他人がいるって、やっぱり異常というか

恥ずかしいことですよね。

 

でも、介護が必要ということは、介護職はそこにいないと成り立たない。

 

少しでも恥ずかしさを減らすため、「透明になりたい」と考えたわけです。

 

オムツ交換されて「ありがとうね」と言っていただくのは嬉しいですが

お客様の気持ちになると

 

「うわあ、ありがとうって言ってもらえた。嬉しいなあ!」なんて

無邪気には言えないんですね。

 

反面、私が「良かった」と思う瞬間は

 

身体介助をした後に

お客様が自然な感じで「助かった~」とか「あれ?もう終わったの

と言ってくれた時です。

 

負担も恥ずかしさも感じることなく

快適な感じを与えられたということですから

その時ばかりは「対価をいただいてもいいかな?」と感じます。

 

自分への戒めを込めてこの記事を書きましたが

私の仕事は、本当の意味で『ありがとう』に値するのか

それを、これからも自問自答していくんだろうなあ、と思います。

 

介護業界に感じる違和感」 次回に続きます(^^♪

経験22年の介護職が感じる「介護業界への違和感」②
「介護は誰にでも出来る仕事」と言われて久しいです。そして、私はずっとこれに違和感を感じてきましたし「介護はクリエイティブな仕事」と実感している現場スタッフさんも多いのではないでしょうか?今回は、どうしてこうした「世間のイメージ」が出来るのかを考えてみました。

 

 


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