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介護は今も「3K」??

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介護は「3K」??

 

「3K」と感じたことはないのです。

 

いつからか「介護の仕事は3K=きつい・汚い・危険

と言われてきました。

 

【 きつい 】

現場によっては過酷な労働環境の場合がある。連続夜勤、長時間労働など

【 汚い 】

お客様の排泄物や食べこぼしの処理、訪問先の家がゴミ屋敷のよう、など

【 危険 】

お客様の介助をしている時に、一緒に転んでしまい体を痛める、感染症リスクなど

 

これらについては、正直すべては否定出来ません。

その会社の環境や、慢性的な人手不足によって引き起こされることも多いからです。

 

ただ、これは個人の感じ方によるところも大きいと思っています。

私個人的には、介護を3Kと思ったことはありません。

こんなにクリエイティブで、人生を学べる仕事はあまりない、と思っています。

 

あと幸運にも、介護職の職業病ともいわれる「腰痛」にも

この22年間、ほとんど悩まされたことはありません。

これは、単に「仕事が好きだから」だけではないと思います。

運もあったでしょうが、対策も自分なりにしていました。

 

「大変」=「辞めたい」はちょっと違う

女の子, 泥, 走る, スロープ, ヘルプ, チャレンジ, 女性, タフ

 

老人ホームで働いていたころは 

夜勤から日勤にそのまま連続勤務して

夜勤明けで施設のお祭りを仕切ったり

受診の付き添いをしたこともありましたし

 

夜に、家で寝ようかなと思っていたら

真夜中に現場からヘルプの連絡が来て

すぐに職場に向かったり

 

訪問介護では数件の現場をまわり

ほとんど休み時間なく12時間ほど働いたり

 

デイサービスでは人手が足りなかったので

フロアを数時間1人だけ

レクやトイレ介助などで駆け回ったり

それと兼務して介護予防マシントレーニングの指導をしたり。

 

そんな具合に、様々な職場で「大変だなあ」と思ったことは

数え切れないくらいありました。

 

この時、自分の感性が「介護は3Kだなあ・・」と思うものだったら

確かに当てはまるヤバい要素だらけでした(;^ω^)

 

その中で確かに疲弊していく心身もありましたが

私はただすり減っていく自分がイヤだったので、いくつかのことをやっていました。

 

楽になるためにやっていたこと

疲れない体の使い方で動く 

 

ヘルパー講習でおそらく最初に習う「ボディメカニクス」という体の使い方。

ボディメカニクスとは?無理なく介護できる8原則を【介護福祉士監修】
「ボディメカニクスって何?」「ボディメカニクスは介護にどうやって活かすの?」今回は以上のような疑問に、実際に現場でボディメカニクスを実践している現役介護職が解説していきます。

*外部リンク元:「ケアきょう」様より

 

そして

自分の体はどのくらい動いて、どのくらいで疲れて

 どう休んだらリカバリー(修復)出来るんだろう

ということを意識しました。

 

野球のイチローさんが動画で

理にかなった体の使い方」みたいな話をしていて

あくまで自分の感覚を大事にしながら

動き方と休み方を実践する、というのが勉強になりました。

 

本などで学ぶ知識をもとに

自分の管理は自分の感覚でやった方が効果的です。

 

特に腰と足のストレッチはよくやりましたし

寝る前に部屋にアロマオイルを首筋に塗ったり

アロマキャンドルをつけて

静かな音楽をかけながら、自分の気に入った香りの中で眠ったり

 

特に人間関係で悩むことが多かったのですが、

考えても仕方ないことはもう知らん!」と開き直ることもよくありました。

 

相手があることなので、なんでこっちだけ悩まないといかんねん、みたいな(;゚Д゚)

 

今もやりますが、マインドフルネス瞑想↓↓も、自分にはとても効果がありました。

【NHK健康】「マインドフルネス」とは?めい想の方法・効果と「呼吸のめい想」のやり方
ストレスに強くなる方法として、世界的に注目されている「マインドフルネスめい想」。脳を活性化させ、パフォーマンスを上げる効果もあります。マインドフルネスとは、心を今この瞬間の現実に向けること。基本のめい想から一歩進んだ「音を使っためい想法」とは?

*外部リンク元:「NHK健康ch」様より

 

自分の心身に合った場所で働く 

 

自分で気を付けられる部分はまだコントロール出来ますが

自分ではどうしようもないこと・・

 

・職場の労働環境(勤務時間、お客様の数と症状、人員、施設の設備など)

人間関係(上司や同僚、部下や会社の上層部と価値観が合わない、

 ハラスメントを受けているなど)

などが絡んでくると、対応が難しくなります。

 

人はそんなに強くありません。

 

何時間もぶっ続けで働けばどこかおかしくなってくるし

判断能力が落ち、優しくもなれない時がある。

 

どんなに体の使い方に気を付けても、100kgの人を

1人で持ち上げられません。

 

特に「人の気持ちが分かりすぎる」「強く言われると言い返せない

繊細な方は、スタッフ同士の人間関係に胸を痛めていることも多く

病んでいってしまいます。

 

私自身、老人ホームで主任をしていた頃

他の管理職たちとまったくソリが合わず

 

初めての主任業務・初めての施設勤務で

お客様にもスタッフにも信頼されず

ほとんど役に立っていない自覚があり

 

フロアにも事務所にも居場所がなく、よく非常階段に座り込み

ため息をついていました。

 

プライベートなことで心労も重なり、眠れなくなって

初めて心療内科に行きました。

 

最初に行った心療内科では

医師のカウンセリングルームからすぐ隣りの待合室まで

他の患者さんに声が筒抜けになってしまっていたので

詳しい相談も出来ず・・ 睡眠薬だけもらっていましたが

3回くらい行ってやめてしまいました。

 

その後、別の心療内科、精神科に行きましたが

だいたいは医師がよく話を聴いてくれて、だいぶ楽になりました。

 

薬については必ず飲むというよりは

自分に合ったものを医師と相談しながら少しずつ調整していきました。

 

幸い、症状はそんなに長く続かなかったので

特に診断がつくわけでもなく、2か月もしないうちに受診も薬もやめました。

 

心療内科や精神科は行きづらい面があるかも知れませんが

風邪をひけば病院に行くのと変わりません。

人に話を聴いてもらうのが、こんなに救われるものなのか・・と思います。

もちろん、医師でなくても話しやすい友人などがいてくれたら幸せですね。

 

少し話がズレましたが、私は

どうしてもその職場が合わなかったら、転職したほうがいい

と思うタイプです。

 

さきほど出てきた老人ホームでも3年くらい頑張り

仕事自体は楽しくもなってきたのですが

どうしても改善されない人間関係があり

見かねた上司が、新規オープンする系列の施設へ異動させてくれました。

異動先では、自分でも分かるくらいに生き生きと働けました。

 

どうしてもダメな時は、物理的に場所を変えるのもいい」と

心から思いました。

 

あまり短期間で職場を変える「介護職ジプシー」も考え物ですが

頑張ってもダメ、明らかに自分には合わない時は

物理的に、場所を変えるのはとても有効な手段だと思います。

幸か不幸か、働く場所に関しては星の数ほどありますから(;’∀’)

 

介護職を好きな人達はたくさんいる

地球, グローブ, 星, 世界, スペース, 宇宙, 宇宙工学, Nasa

 

自分が働いてきた場所以外に、ボランティアや見学で

様々な介護施設などでたくさんの介護職の方と話したり

 

SNSで全国の介護職の人の発信を見たり、一緒に飲んだりすると

「介護は3K」という考え自体がウソのようです。

 

もちろんみんな大変な中で働いているのは一緒なのですが

 

仕事にやりがいを持ち、どうしたら気持ちよく働けるかを考え

人のせいにしないで動いているから

職種のせいにするという考えにならないのだと思います。

 

自分からしたら、建築業界や、ノルマに厳しい営業職などの方が

タフな現場に見えます。

 

それでも、その仕事が好きな人にしたら

大変だけど楽しい」となるでしょう。

 

結局は「こう生きていたい。こう働きたい」という部分が大きいのかなと思います。

 

でも、本当に辛くなったら、少しでも気持ちの良い環境を選んでいきましょう!

私も、5分後に腰痛になる可能性もあるのだから・・

 

人生何が起こるか分かりません(´;ω;`)

 

 

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