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介護職の男性、給料事情

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男性ヘルパーは稼げない??

 

男性ホームヘルパーに需要はあるのか??

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22歳の男性ヘルパーとして働きだした私ですが

最初はほとんどお仕事の依頼はありませんでした。

 

ひょっとしたら今もそういう風潮があるのかも知れませんが

ヘルパーはお手伝いさん」という認識が

お客様やそのご家族にあったような時代です。

そして、ヘルパー自身もそれを受け入れていたような気もします。

 

介護保険で行われるサービスは基本的に「自立支援」。

お客様が出来る事はなるべく手を出さず

出来ない事をサポートする、または出来ない事でも一緒にすることで

ゆくゆく出来るようになる支援をする、というのが基本の考え方です。

 

介護職は「お手伝いさん」じゃなくて

自立支援をする「専門家」

 

当時勤めていたヘルパー事業所は約150人も登録ヘルパーを抱える事業所。

そのうち、男性ヘルパーは私を含めて5人ほどでした。

今も昔も、介護職に就くのは女性が多い。

家事も身体介護もヘタな男性はどこに入り込めばいいんだろう。。

 

どちらかというと訪問介護よりも、老人ホームなどの「介護施設」では

男性も多く働いているようです。

 

訪問介護でも

身体介護系のお仕事は男性でも需要がありますが

家事的なサービスになると、どうも分が悪いというか。。

 

在宅介護である訪問介護(ホームヘルパー)は

お客様の生活スタイルに臨機応変に合わせながら

身体介護・家事的なことを時間内にこなしていくスキルが求められます。

 

「男性に来られてもねえ・・」お客様の言葉。

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「ほぼ何も出来ない男性ヘルパー」が現場に行くとどうなるか。

私は何度か、玄関先で断られました(;´・ω・)

 

事務所からお仕事をいただき、現場に行ってみる。

男性が来ることはお客様に事前に伝わっているはずですが

 

たまに、お客様宅のインターホンごしに

「どうして男性が来るんですか?」と言われた事もありました。

 

会社名や、派遣された経緯などをインターホンごしに伝えますが

男性に来られてもねえ・・・

という、ご家族の冷めた声が聞こえます。

 

その頃 私は登録(アルバイト)のヘルパーだったので

お給料は歩合制。

訪問してサービスをおこなわないことには、1円ももらえません。

明日のお米も買えません。

 

「そこをなんとか・・。1度だけでも使ってもらえませんか」

と頼み込むところが第一関門。

 

次は、仕事の内容をお客様やご家族に認めてもらわないといけません。

この1回で終わりにしたら、来月のお米が買えないかも知れない。。

継続してもらうには?・・気に入ってもらうしかありません。

 

そんな風に断られる現場は多くはなかったのですが

自宅に帰って、あることをしました。

 

「好かれる人材」ってどういう人だろう?

「好かれるヘルパーってどういう人なんだ?」と 紙に書きだしました。

 

「明るい 暗い」

「清潔 不潔」

「時間を守る 守らない」

「話題が豊富 少ない」

「スキルがある ない」

「優しい 優しくない」

など、二択で書いて、自分がお客だったらどっちが良いかを考えました。

 

答えは簡単です。

一般的に、こっちだろうと思うほうの能力を身につけようと意識し、改善しました。

 

何も出来ない若造の私は、暮らしていく(お給料をいただく)ために

何となく自分に合っていそうな介護の世界で生きていくために

試行錯誤していました。

 

料理が出来ないなら、出来るようになればいい。

本を読みながら、自宅で色んな料理を練習しました。

おひたしも作れなかった私が、そのうち糖尿病食も作るようになりました。

 

大邸宅のお掃除をする現場では 上品な奥様たちの前で

どうしたらエレガントな掃除機のかけ方が出来るかと試して

それを褒められたりしました(笑)

 

行く先々で、求められたものを察知し、体で表現していく。

こうやってスキルアップしていけばいい。

 

この頃気づいたのは

色んなアルバイトをしてきて だいたい

「この仕事イヤだなあ・・」と思ってきたはずなのに 

介護だけは「辞めたい」と思ったことはありません。

 

これは今もそうで

「大変だなあ」「ツライなあ」と思うことは数え切れませんが

介護の仕事自体は 自分の体に染みついているかのように

朝 歯磨きしてトイレに行くのと同じように

自分にとっては、介護の仕事をしているのは

自然で好きなことなんだなと感じます。

 

あと、意地もありました。

その頃、「男性の介護職は、施設で働くのが普通。労働面でも給与面でも

という風潮がありました。

(今もそうかも知れません)

 

確かに、自分は門前払いされるような人間だけど・・これを覆したい

という気持ちがあったので

どうしたら「お仕事をもらえるヘルパーになれるのか」をすごく考えました。

 

収入が増えていった

 

結果的に、アルバイトの男性ヘルパーでも1年くらい試行錯誤したら

月に手取りで30万円以上いただけるようになりました。

逆に休みなく働くようになり

1日8~9件くらいの現場に自転車で渡り歩き

それぞれの家(お客様)のルールに合わせながら とにかくこなす、という感じで。

 

その頃でも、朝8時から夜9時くらいまで働きましたが

日によってはお昼ご飯を公園のブランコでのんびり食べたり

自転車でおにぎりをかじりながら移動したり 

途中で家に帰って音楽聴いたり

そういう日常が楽しくて。

 

男性ヘルパーで稼げないなんてことはない」と思いました。

もちろん、それはアルバイトだったこともあり

その後、社員になったりすると手取りは減っていったりするわけですが。。

 

賃金や待遇を上げていくには

どうしたら選ばれるスタッフになるか

自分に何が足りないか

どうしたらそれが向上するか

を考えて、地道に改善していく。

 

そうすると、役職や賃金は上がっていく事が多いのだと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました(^^♪

 

介護職の平均給与など、賃金についての具体的な記事です↓

「介護職のお給料」を考えた。
「介護職だけがホントにお給料が安いのか?」を考えました。否定はしませんが、全肯定も出来ない事実がそこにあり。工夫と行動次第でけっこう変わってくるんだなあ、と思います。

 

 

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