G-TP2LY1DZ46

【 具体例あり 】介護現場の「良い上司」10選③

☆当サイトはアフィリエイト広告を利用しています
このブログの最初~最新の記事集

良い上司は「ちゃんと誉め、叱り、丸投げせずにフォローする」

 

介護現場の「良い上司」第3弾です。

今回は、ランキング5位~7位をご紹介したいと思います(^^)/

前回の記事はこちら↓↓

【 具体例あり 】介護現場の「良い上司」10選①
介護現場で「上司にめぐまれない」、逆に「スタッフとうまくやれない」という方はいませんか?介護職を20年以上やってきた中で「良い上司ってどんな人?」と、スタッフさん達によく聞いていました。すると「良い上司」には共通点があったのです。
【 具体例あり 】介護現場の「良い上司」10選②
「介護現場の良い上司ってこんな人」の第二回目です。「公平な人」「気にかけてくれて、応援してくれる人」がやっぱり人気ですね(^^) そんな上司になる方法は、たとえばこういうのがあるかも知れません。

 

介護現場の「良い上司」ってこんな人ランキング5位~7位(‘◇’)ゞ

5位: 誉める時は、ちゃんと誉める。叱る時は、きちんと叱る。

Free Sunset Men photo and picture

 

大なり小なり、誰でも「承認欲求」はあります。

誉めてもらえれば嬉しいし、スルーされたら尊厳は傷つきます。

そんなことは誰でも知っているはずなのに

どうして「ちゃんと誉めてくれる人」が求められているのでしょうか?

 

おそらく、理屈じゃなくて「感情論」なんです。

上司からすると「スタッフは誉めて伸ばす」みたいな論理は知っているし

出来ればそうしたい。

 

でも「誉めるところが無い場合、どうすんねん?」

と思っている上司もいる事でしょう。

 

これは

上司側に、スタッフの良さを見抜く目が無い

どう見ても、本当に誉めるところが無い

何か感情の行き違いがあり、誉めたくない

・・に分かれると思います(´;ω;`)

 

以前、こんなことがありました。

スタッフさんが「認知症の人って、風邪ひかないんですよね?

と質問してきて、絶句しました。

 

一事が万事で、他にもこれと同レベルの仕事ぶりで

なんで介護の仕事してるんだろう?」と首をかしげたくなりました。

さらに、ほか数人のスタッフさん達も同じような感じなのです(・_・;)

 

お客様をフロアの片隅に集め、適当にDVDを観せて

スタッフさん達は少し離れたところで、お菓子を食べながら笑い合っています。

これ、どこを誉めたらいいんだ?」と思いました。

 

でも、ストレートに指摘しても聞き入れるわけもなく・・

数か月、どうしたものかとモヤモヤしていました。

 

そもそも、介護に対しての感覚が違う人達に対して

熱く語っても、だいたいの場合が徒労に終わります。

 

変わるには、時間が必要だな」と思い、覚悟を決めました。

時間をかけて、チームを作っていくんだと思うと

不思議なもので少しは焦りも消えて

スタッフさん達の考えや動きがクリアに見えてきました。

 

いったんガッカリして

「すぐにうまくやろう」という気持ちを手放すと、新しい視点になるものです。

 

だからと言って、リスペクトを欠いた発言や行動を許すわけではありません。

ただ「自分は」こう思います、という言葉を本当に時間をかけながら

強制にならないように気を付けながら伝えました。

 

すると、スタッフさん達は「ふ~ん??」と言いながらも

だんだんと、こちらの意図を汲んでくれるようになりました。

 

意図を汲んでくれると、何か現場で判断が必要になった時

上司が言ったような判断基準に合わせて動いてくれました。

 

上司が方向性や具体的な動き方を示していなかったから

スタッフさんもムチャクチャに動いていたのかも知れないと感じ

 

私も「ああ、今まで自分が気づかなかっただけで、この人達は能力があるんだ

と思うようになり、「こんなことも出来るのか」みたいに思えることも増えました。

 

誉める部分が増えてきたんです。

 

相手が意見を聞かないのは「上司の意見が間違っているから」とは限りません。

「この人の言うことは聞きたくない」と思われたらオシマイです。

どんな正論も通じません。

 

逆に「この人には誉められたい」「この人が叱るのなら、聴ける」。

そう思ってもらうにはどうするか?

 

テクニック論だけでは、すぐボロが出ます。

無理をして相手を誉めても、ウソくさく思われます。

「関係を築く」こと。それに尽きます。

 

なんだ、そんなことか?と思うかも知れませんが

チーム作りの楽しさは、これが始まりです。

 

関係を築くために、自分の考えを伝え、相手の考えも聴く

ちょうど良い接点と「チームの文化」をいくつも作っていくと

誉める部分も、叱る部分もはっきり分かってきます。

お互いの考え方の軸が、分かってくるからです。

 

上司は、スタッフさんが「何を思って行動しているのか」を注意深く

時には直感的に見守っていくことが仕事

 

そうすると「スタッフさんが欲しいタイミングで、欲しい言葉」を

かけられるようになると思います。

それが誉め言葉でも、叱る言葉でも。

 

6位: 陰口を言わない。

 

陰口は言わないで下さい以上(苦笑)。

 

7位: スタッフに丸投げしない(責任を取ってくれる)。

Free Karate Sunset photo and picture

 

丸投げをする時の気持ちとは、どんなものでしょう。

上司からすると

スタッフの成長を願って、あえて厳しくする」場合もあります。

 

でも、そのあとにフォローが無く

君がやったことなんだから、君が責任を取りなさい

と言われたら、スタッフさんはその上司に対してリスペクトしないでしょう。

 

「丸投げ」とは「スタッフを見捨てること」になりかねません

一見ムチャぶりに見えても、実はハラハラしながらスタッフさんを見守る。

手を出したいけど、ガマンしている。

スタッフさんがミスしたらフォローする。

そうして、初めて「成長を願っている」ことになります。

 

勝手に行動して組織に迷惑をかける人も確かにいます。

そんな人に対して「ダメだ、こりゃ」とサジを投げる時もあります。

 

ただ、ここで言っているのは

スタッフの状況を考えないで丸投げする上司は困る

現場責任を取らない上司は困る」ということ。

そうした上司がいるからこそ

丸投げせず、最終的には責任を取ってくれる人が求められています

 

スタッフさんの「業務量」「力量」に応じて

時には「ちょっと背伸びしたら届く」くらいの目標をやってもらい

ダメでも「まあ仕方ないか」と、一緒に「次はどうしたらいいか」を考える。

 

実際にはそんな簡単に理屈で割り切れる感情ではありません。

もっと頑張ればいいのに

こうしろって言ったのに

上司としては、そう思うこともあります。

 

ただ、何度も言いますが

なるべく適正な量の仕事を割り振って、出来なければフォローする」。

だから上司の立場にいれるんです。

 

まず、自分の仕事の振り方はどうだったのかを検証します。

そして「何があっても最終的には自分の責任」と思う気持ち

ちょっとしたことからスタッフさんにも伝わります。

頼れるな、と思えます。

 

そうなると、基本的にはスタッフさんも「この人に迷惑かけたくない」と

好循環が生まれることがあります。

情動感染」といって、これはシンプルに言えば

感情が他人に伝わること」。

 

ちょっとした仕草や声、表情などから伝わっていきます。

映画を誰かと観た時など、一緒に笑ったり泣いたり

他人と感情を共感しようとする脳の働きがあります。

 

どちらかというとネガティブな感情が伝わってしまうので注意が必要ですが

逆にポジティブな感情がスタッフさんに伝わった時に

「一緒に頑張っていく」ムードが出来上がります。

 

スタッフさんに色々と言いたい気持ちは十分に分かります。

上司ってしんどいなあ・・と感じる日もたくさんあります。

ただ、自分の感情が他人に伝わるということだけは

ちょっと覚えておきたいですね(^-^;

 

少し話がズレてしまいましたが

「丸投げとならないくらいの業務量」をスタッフさんに依頼する。

それが出来ない事情があり

どうしてもムチャぶりにならざるを得ない時は、フォローをする。

これだけで、スタッフさんの気持ちもずいぶん安心すると思います。

 

介護現場の「良い上司」ランキング、最終回に続きます(^^♪

 



コメント

タイトルとURLをコピーしました