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介護職は「やりがい搾取だ」と思う人への手紙①

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このブログの最初~最新の記事集

介護職は「やりがい搾取」??

 

「なんか、職場にいいように使われる気がするんだよね~」

 

介護現場は「やりがい搾取」が起こりやすいみたいな風潮を感じます。

福祉系の職業は、どこか「ボランティア精神」の感じがあるというか。

 

看護師さんなどの医療現場は

賃金などの待遇が高いレベルで保障されている

イメージもありますが、知り合いの看護師さん達に聞くと

そんなことはないと思うけどね」と言っていました(;´・ω・)

 

どこまで待遇が良ければ満足するのかは

職業を問わずその人の価値観と思いますが

なぜこの「やりがい搾取」という言葉が介護職に起こりやすいのかを考えました。

 

どうしてこの記事を書くかというと、介護職の友人が

なんか(職場に)いいように使われてる気がするんだよね~。

 これ、やりがい搾取ってやつかなあ

と言っていたことがひっかかっているからです(;’∀’)

 

個人的には「搾取」と思った事はありませんが

ちょっと冷静に「搾取って何だ?」「どうしてそう感じるんだ?

を考察しようと思いました。

 

そんな感じで、モヤモヤしているスタッフさんに向けて書いていきます。

 

そもそも「やりがい」「搾取」って何?

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それぞれの言葉を調べると

やりがい・・するだけの値うち。「―のある仕事」

搾取・・

階級社会において、生産手段の所有者が

直接生産者からその労働の成果を取得すること。

 *引用元: 広辞苑

だそうです。

 

この意味から考えると、やりがい搾取とは

するだけの値打ちの仕事において、ある階層の人が労働成果を搾り取ること」。

 

ちょっとよく分かりませんね(-_-;)

 

一般的な「やりがい搾取」とは

スタッフのボランティア精神につけこんで

 安い賃金または無給で働かせている

 

要は「労働の割に合わない事を強いている」というイメージでしょうか。

 

そうなると、やりがい搾取かどうか測るポイントは

スタッフ「自分は給料分の仕事をしているか

会社「会社は、その仕事に見合った待遇を提供しているか

になりそうです。

 

介護は、労働と給料の換算がしにくい

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あなたは「自分の介助の値段」を計算出来ますか?

そして、それを会社に堂々と請求出来ますか?

私は出来ません(;・∀・)

 

正確に換算出来ない」からです。

 

ここでこのくらいの気遣いをしたから、~円

このトイレ介助はうまく出来たから、~円

そんなことは毎日やっていられないですよね・・。

 

というわけで、おそらく多くの会社がその計算をやっていません

 

声かけや介助の正確さなどを数値化する研究もあると聞きましたが

それが日本の介護現場に導入され、給料計算に役立っているとは

少なくとも、私の街では聞いたことがありません(;´・ω・)

 

何が言いたいかというと

介護は、労働と給料がイコールになりにくい。他人からも分かりにくい

ということ。

 

夜勤で数十人の介助や気遣いをして、心身ともに疲弊して

月に手取りが25万円いかなかったら「もう少し給料ほしい・・

と思うのも当たり前に思います。

 

ただ、経営者や管理職などがあまり介護経験がなかったりすると

そのあたりの「肌感覚」が伝わらないんですよね(・_・;)

 

この人員配置で問題ないんだから、出来るよね?」という感じです。

この時も、少し労いの言葉でも言ってくれたら受け取り方も違います。

 

たくさん頑張って働いて、勇気を出して

「辛いです」とスタッフさんが言ってきたら

丁寧に対応してあげたいですよね。

 

いきなり人員を増やすのは難しいって、スタッフさんも分かってるんです。

「人を増やして下さい」という言葉も本当ですが、その奥底では

この大変さを分かって下さい」と叫んでいるんです。

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・・話は戻りますが

介護職の賃金はどこで測られているか?

 

雇用形態=社員、パート・アルバイト、派遣など

役職=施設長、相談員、主任、リーダー、介護スタッフなど

その他=勤務時間、資格、交通費、その他手当など

 

どうやらここには「個人のやりがい手当」は入っていないようです。

 

数値化出来ないので、このあたりは

目に見えて、どのくらい頑張っているか

目標を持って働いているか」など

曖昧ともいえる、評価の分かりづらい判断基準なんだと思います。

学校でいうと「内申点」みたいなものです。

 

そのため、基本的に会社は「やりがい」を数値化出来ないので

それを賃金に反映させるには

「役職」

「資格」

「明らかにチームや業務を改善させる」

「営業成績を上げる」

など、目に見える形で提示するのが現実的だと思います。

 

それをやっても「待遇が改善されない」時には

搾取といってもいいかも知れません(;゚Д゚)

 

「やりがい」は主観的で、目に見えないもの

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ここで謝らないといけないのですが・・

私は、介護のお仕事で「やりがい搾取」と感じたことはありません。

22年間、一度も。

 

どんなに現場でイヤな思いをしても、労働時間が長い時があっても

今になって思えば「あの時、賃金安かった!」と思うことがあっても(泣笑)

 

スタッフさんとの人間関係がひどかった時は、へこみました

ご家族からクレームで詰められた時は、焦りました

デイで、1人で30人のお客様のレクとトイレ介助をした時は泣きました(´;ω;`)

 

その時の手取り給料は16万円くらい。

でも、搾取とは思いませんでした。

 

これ、偉いとか言っているのではなくて

何かコツがあるんじゃないかと思うんです。

同じ状況でも、とらえ方によって全然違ってくるってあると思います。

 

「そういう人がやりがい搾取の被害者になるんだろう!」

って言葉が聴こえてきそうです(笑)

 

あの・・もう少しお付き合いください(;’∀’)

次回に続きます。

介護職は「やりがい搾取だ」と思う人への手紙②
「やりがい搾取」という言葉は、働く側と会社側のバランスが崩れた時に出てきます。やりがいというのは「目に見えないもの」だからこそ、個人差があります。どうしたら「搾取」から逃れられるのか?それを考えてみました。

 



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