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【体験記あり】介護現場でハラスメントを受けた時の対応①

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このブログの最初~最新の記事集

介護現場のハラスメントはなぜ起こる?

 

介護スタッフは色々なハラスメントリスクの中で働いている。

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よくニュースで「老人ホーム入居者への暴力」などが

動画と共に流れることがあります。

 

これはもちろん介護運営者側・スタッフに非があると思いますが

逆に、スタッフがお客様から暴力を受けたりセクハラを受けている部分は

なぜかあまりニュースでみかけません

 

「なぜだろう?」と考えました。

 

言うまでもないですが

要介護状態であるお客様の人権は守られるべきです。

が、それはイコール「スタッフはとことん我慢すべき」ではないはず。

 

ハラスメントの問題は根深いと感じています。

 

訪問介護、デイサービス、介護施設など

どこで働いている時も、ハラスメントの問題はついてまわります。

 

お客様からの激しい罵声、人間性すら否定されるような発言、

過剰なボディタッチ、噛みつかれたり蹴られたり・・

 

そういうリスクの中で、介護スタッフはいつも働いています。

 

ここを、もっと報道してほしいとすら思います。

今回は、体験と共にこのテーマについて書いていきます。

 

お客様の暴力について

 

私も20年以上この仕事をしていれば、たくさんのお客様に会うわけで

その中には暴力をふるってくる方もいました。

 

理由は様々ですが

精神疾患、認知症を患っている方の割合が多かったです。

*もちろん、そういった病気の方がみんな攻撃的ではありません。

 

病気が原因の場合は、対応方法がいくつかに分かれます。

 

暴力につながりやすいイライラの原因

認知症を患っている方は特に環境(人間関係・設備など)

の変化にダメージを受けやすいので

落ち着く(慣れる)までに時間がかかる一方

 

慣れてしまうと

今までの荒れようがウソのように、ニコやかになることが多いです。

 

ずっと落ち着かないというのは、別の要因があるかも知れません。

 

おもな要因とは

「飲んでいる薬が合っていない」

「適切なケアをしていない」

「別の疾患がある」でしょうか。

 

私の祖母も認知症ですが、

以前飲んでいた認知症薬が合わなかったようで

ずっと怒り狂っていました(・。・;

 

これには本当に参ってしまい、ケアマネさんに相談したら

医師と連携して薬を抜いて様子を観ようということになり

 

何日かすると、祖母は別人(というか元通りに)穏やかになりました。

この時「あ、薬って怖いんだ」と感じました。

 

適切なケアがされていない、というのは言葉が悪いかも知れませんが

たとえば

「お腹が空いている」

「喉が渇いている」

「便秘」

「うまくコミュニケーションが取れない」

「周りから大切にされていない」

 

など、イライラする原因が(だいたいは目に見えない形で)あるということです。

 

現場スタッフさんであれば「あ、これでイラついてるのかな?」と

予想がつくこともよくあるんじゃないでしょうか。

 

別の疾患が、実は隠れていたということもあります。

脳に新しい梗塞や出血があるとか、統合失調症であったとか。

 

スタッフが情報収集しきれない医療情報なども、けっこうあると思います。

 

この場合は、かかりつけ医に状態を伝えて、必要なら検査を受けるなどをします。

 

統合失調症といえば、「妄想・幻覚」が原因で

殴りかかってくる方も何人かいました。

 

老人ホームに勤めていた頃。

ナースコールが鳴ったので行ってみると誰もいません。

 

部屋の中を探すと、クローゼットの中に半裸の入居者様がいました。

 

「どうしたんですか!?」と聞くと

どこかの国からレーザーで狙われている。お前も敵だろう!」とパンチされました。

 

被害妄想を持っている方には

私の財布を盗むんじゃないよ!」と嚙みつかれました。

 

その方はちょうど入れ歯を外していたので、傷は浅くてすみましたが(;´・ω・)

 

性格的に荒っぽい人もいる。

黄色と黒のスマイリー ウォール アート

 

病気が原因の人もいれば、性格的に荒っぽい人もいます

 

昔、ガラの良くない商売であったとか、すごく短気の人とか。

ご家族に聞くと「昔から怒りっぽいんだよ・・」と呆れていたり。

 

ただ、個人的にはそういう人に暴力を受けたことはありません。

まあ、けっこうキツイ言葉を浴びたことはけっこうありました。

 

特に、元職人だった男性なんかには高確率で怒られていました(笑)

仕事が遅い!」とか「この前も言っただろ!」とか。

 

一度「なんでブルーの服を着てくるんだ」みたいに言われた時は

ブルーがダメなんて聞いていませんから!」と言い返しました(;’∀’)w

 

いわゆる「昭和の男」は性格的にキツイ人も多い印象ですが

話せば分かる方もけっこういるので、対応方法としては「対話」です。

 

性格的に「人を罵倒するのが当たり前」みたいな人もいます。

行政や会社、スタッフに対して

それ、別に言う必要ないよな・・」というレベルで

ネチネチと文句を言っているような場合です。

 

これ、けっこう精神的に削られます。

 

お客様ではありますが、スタッフにも人権があります

人格否定されるくらいの発言がひどければ対応が必要。

 

だいたいの契約書には「お互いに不利益があった場合には解約

という風に書かれているかと思います。

 

話しても分からず、会社のルールからはみ出すくらいのハラスメントであれば

契約書に則った段取りで進めていくと良いと思います。

 

「ケアマネが気に入らない」「デイが気に入らない」

次々と事業所を変えているお客様もいますから。。

 

・・・何だか色々思い出してきました(;゚Д゚)

次回に続きます。

【体験記あり】介護現場でハラスメントを受けた時の対応②
ハラスメントに限らず、介護現場で起こることは「チームが成長する」ためのきっかけかも知れません。何かが起こった時に「うちではどうするのか」を考え続けることで、次はもっとうまく対応できるようになります。たとえ泥臭かったとしても・・。

 


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