どうしたら「選ばれる介護職」になれる??
選ばれるメリット
介護のお仕事において
お客様やご家族から「選ばれる介護職」とはどんな人だろう?と考えました。
「選ばれる」というのは、言い換えれば「良い介護職」。
どうして、それになった方が良いのか?
もちろんお客様やご家族にとっては、質の良いスタッフに当たったほうが
お仕事をよくしてくれる、安心してまかせられる
などメリットがあると思います。
スタッフ自身のメリットでいえば
・訪問介護など歩合制の場合、「選ばれること」がお給料に直接つながる
・「自分は望まれているんだ」ということが励みになる
・「頼りにされている」という気持ちで働けるから、長く働きやすい
などがあります。
結局は相手との相性がすべて・・といったら
身もフタもないですが(;^ω^)
私自身が訪問介護、デイ、老人ホーム、
小規模多機能、NPO法人などを経験したなかで
「選ばれた時ってこうだったな」
「一緒に働きたい人ってこうだな」
「お客様やご家族から人気だったスタッフさんてこうだな」
というのを思い出しながら
「こういう人が選ばれる介護職」ということを書いていきます。
「選ばれる介護職」になるための考え方とテクニック
【 二択で考える→改善→修正 】
さて、皆さんが「仕事を頼みたい人」「一緒に働きたい人」は
どういう人でしょうか?
その答えを出すヒントとしては
「二択で考える」です。
たとえば
私は最初、アルバイトのホームヘルパーをしていました。
その時は資格も取りたてで、右も左も分からない状態。
他人の家で料理や掃除をしたことも、オムツ交換をしたこともありません。
また、20代前半の男性ヘルパーというだけで、お客様から断られるのも
よくありました。
その頃の記事はこちら↓↓
「思ったより仕事がもらえないな・・」
「でも、仕事がないと食べていけない」
私は「選ばれないと生きていけない」(冗談抜きで)と思い
「どうしたら仕事がもらえる人になれるのか」を考えました。
自宅で、紙やホワイトボードなどに
「自分だったら、どっちの人を選ぶ?」
二択でこう書きました。
「明るい」「暗い」
「清潔」「不潔」
「時間を守る」「時間を守らない」
「話題が豊富」「話題に乏しい」
「スキルがある」「スキルがない」
「優しい」「優しくない」
「協調性がある」「協調性がない」
「言葉遣いがキレイ」「言葉遣いが荒い」
「落ち着いている」「バタバタしている」
「記録物がちゃんと書ける」「記録物がちゃんと書けない」
こんな具合です。
「普通、どっちが選ばれるか」と考えれば、答えは分かりやすく
ひらたくいえば
明るくて、清潔で、時間も守れて、話題が豊富で、
介護のスキルがあり、優しくて、協調性もあり、
言葉遣いがキレイで、落ち着いていて、記録もちゃんと書ける。
そんな介護職になれば、お客様・ご家族・スタッフ・会社から
選ばれるんじゃないかと思いました。
もちろん、いきなりそんな完璧そうな人にはなれません。
それから、自己分析しました。
さっき挙げた項目で、自分が何が出来て、何が足りないか。
それが分かれば、あとは「修正と改善の日々」です(;´∀`)
すでにいただいていた少数のお仕事を頑張ってやったり
少しずつ自分を変えていくと、おかげさまでお仕事が増え
お給料も増えていきました。
まず「自分をどう変えるか」に取り組んだのは
成功確率が高いやり方だな、とその時に思いました。
こんなスタッフはイヤだ
その後、介護現場とともに面接や現場同行なども担当するようになると
「こういうスタッフさんがいいな」
「こういうスタッフさんはイヤだな」
と思うことがよくありました。
「いいな」と思う人は、さっき挙げたような方です。
そして「イヤだな」と思う人は、おおむねこんな方です。
・面接を無断でキャンセルする(面接に来ない)
・履歴書に空欄が多く、どんな人か分かりにくい
・遅刻が多い
・当日の欠勤が多い
・ミスをすぐ人のせいにする(他責思考)
・言葉遣いが荒く、怒鳴る
・「介護はチーム」という意識が低い
・記録を書かない、ウソを書く
・職場の文句ばかり言っている
・他のスタッフに「頑張らない」ことを強要する
どうでしょうか?普通に、一緒にいたくないですよね(;´・ω・)
・・・正直、以前は私もいくつか当てはまってました。
すみません、当時のスタッフさん達。。
「選ばれるかどうかの要因はシンプル」
こうしてみると
お客様、ご家族、スタッフ、会社
それぞれから「選ばれる」「選ばれない」違いというのは
意外とシンプルだな、と思います。
「普通に一緒にいたい、仕事をお願いしたい」人が選ばれる。
ではどんな人が一緒にいたいか、は相手にもよりますよね。
それもこのお仕事の面白いところで
「このヘルパーさん、言葉荒いな~」と苦笑いしていても
けっこうお客様から人気があったり。
「このスタッフさん、こんなにルーズで大丈夫?」と思っても
それが逆に、お客様のペースに合っていたり。
介護スキルが足りないけど何だか人間的に好かれて
お客様やご家族から求められているスタッフもいたり。
やっぱりそのへんが、理屈じゃない「相性」の部分なんですね。
介護のお仕事は「どっぷり人間関係」ですから
相性には勝てない部分もありつつ
それでは運次第みたいで不安です。
「選ばれる介護職」になるために、自分が出来ることは
「良い人間になろうとする」
「スキルを上げていく」
こういうことかなと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました(^^♪
コメント