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介護現場のチーム作りで成功したかも知れない(3)

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介護のチームビルディング

「組織図なんて大嫌い!」

振り子, 地図, ナビゲーション, 方位磁針, ガイド, 道

 

私は「組織図」が大嫌いな人間でした。

 

そんなものに縛られるから自由に動けないんだ、と思っていました。

 

でも今、それは間違いだと分かります。

 

ムチャクチャなチームにいたからこそ

ルールはスタッフを守ってくれ、動きを良くしてくれる

と理解しました。

 

たとえば、車を走らせていて

信号がまったくない交差点があったら、事故が起きます。

 

共通のルールがあるから、色んなことがスムーズにいくんだな、と。

 

これを分からせてくれたのは、こんな人達です。

 

「施設長より発言権のあるパート看護師」

「リーダーの指示を聞かない社員」など。

 

だけど、そういう「組織図を守らない人」は、たいてい責任を取りません。

 

自分の心地良い場所をつくることが優先で意見を言い

その迫力におされて、周りが渋々言うことを聞いている。

 

でも、それで職場が良くなることはないです。

 

破壊と創造」は発展の条件ですが

この場合は「破壊」だけです。

 

最悪に見えたチームは、みんなで変えていった。

昼間に建物を建てる人々

 

私が働いていた今回のチームの当初はこうです。

 

・指示系統がまったく分からない。みんな他人まかせ。
・社員さんがパートさんの顔色をうかがっている。
・緊急時の対応方法も決まっていない。
・現場の決め事をする時、誰も「決定」しない。

 

組織としては、よく分からない状態でした。

 

これでは新人さんが入ってきても、誰を頼ればいいのか困ります。

 

ほかのスタッフさんが出来なくて、管理職が出来るのは「ルールを作る事」。

 

私は、まず社員さん数名で「日替わりリーダー」を作りました。

 

横並びだから「誰かが決めるだろう」みたいになっていたので

その日の現場のことは、リーダーさんが責任を取る」にしました。

 

「リーダーになったらお給料は増えるんですか」と聞かれました。

 

一応本社にも確認しましたが、トライアル的でしたし、増えません。

 

それに、今まで取るべき責任を取っていないように見えたので

そこは社員さんに謝り「まずはやってみよう」となりました。

 

「日替わりリーダー」から作った。

ラップトップの近くのテーブルで紙に書いている女性

 

日替わりリーダーの仕事内容」と「考え方」を文書にして

各社員さんに説明しました。

 

仕事内容はこんな感じです。

 

・申し送りの司会
・その日の入浴順番を決める
・その日のレクを(なんとなく)イメージする
・その日の送迎を決める
・その他、緊急時などは率先して対応する

 

たぶん、どこの介護事業所でもやっているようなことですが

それすら出来ていなかったのです。

 

いや、「やっていなかった」のです。

 

やれば出来る人たちだったので。

 

始めてみて半年くらい経つと、日替わりリーダー制は馴染んできました。

 

指示系統がしっかりすると「誰が決断するのか」が分かりやすいです。

 

ただ、あくまで「その日のリーダー」ですので

長期的なチームの決め事などは、また責任のなすり合いになってしまいます。

 

次に「主任」を作った。

壁に付箋を貼る女性

 

次にしたのは「主任」を作ることでした。

 

チームの中で「本当のリーダー」という立ち位置です。

 

現場の中での決め事は基本的に「主任」を通して動かしていく。

 

私はまず、本社に「そういう役職を作ってよいですか」と確認

賃金アップも約束していただき

あるパートさんにその役職をお願いしました。

 

「正社員になり、主任になってくださいませんか」。

 

「ムリムリ!!」と、秒で言われました(;’∀’)

 

そのパートさんは実力があるけど、社員さんを立てているというか

空気が読めるので逆に辛いみたいな・・。

 

でも

「全体を見る」

「人を動かすパワー」

「人望」

「アイディアを行動に移せる」

「そのうえで、人より先に出ない」など

 

その人には主任をお願いしたいなあ、と思い

何度も断られましたが、やっと了承してくれました。

 

例によって、「主任の役割・仕事内容」「主任の考え方」を文書にして

何度も話し合いながら、試行錯誤しながら

その方はどんどん力を発揮して、今もその職場で活躍しています。

 

チームが良くなった。

緑の花のつぼみを持っている人

 

組織図は少しずつ改良され

 

・誰がどんな立ち位置なのか

・それぞれにどんな責任があるか

・連絡系統はどうか

 

など、書面にするだけでなく、何度も確認の説明をしました。

 

そうなると、みんなもマジメにそれを意識した動きをしてくれて

チームとして形になっていきました。

 

楽しい仕事を創る」ことをして

組織図」をしっかりさせたら

 

私の仕事としては、営業活動をしていくことでした。

 

チームビルディングをしながら、次の一手を打ちました。

 

「地域に知られていった」営業方法はココから↓

介護現場のチーム作りで成功したかも知れない(4)
介護事業所の営業について書きました。たぶん、どんな職種でも営業って難しい(-_-;)けど、うまくいくには、うまくいく要因があるんだなあと実感しました。

 

 

働きながら始める「起業の学校」WILLFU 社会人講座

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